9/27

以前、鉄道内で「ジョーカー」と名乗る人物がサラダ油をまいて火をつけようとした事件がありましたが、結局あのサラダ油はなぜ火がつかなかったのですか?天ぷら油で火災が発生することは少なくないので、火がつかなかったのが意外です。

9/27の #あるむのおふぃすあわー で2番目に回答しました。 https://youtube.com/live/OhcERF2HE34?feature=share それは、引火点が違うからです。 ガソリンやエタノールは室温よりも引火点が低いため、簡単に火が付きます。しかし、サラダ油は引火点が327度ととても高く、常温では火が付きません。 しかし、てんぷら油を過熱して、通常の揚げる温度である160~180度を大きく超えて、327度になった瞬間、火が付きます。これがてんぷら火災の正体です。 この引火点の違いは、燃え始めるために必要な「活性化エネルギー」の大きさによるものです。ガソリンやアルコールは活性化エネルギーが低いので、室温でも燃えますが、サラダ油は活性化エネルギーが大きいため、高い温度にしないと火が付かないのです。

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