カビ毒ではサプリメントは摂取しないほうがいい？というがよく中身がわかりませんでしたが、アルツハッカーサイトのことでしょうか？ そうだと勝手に前提しますと、当サイトで書いていることは、カビ毒暴露の患者ではサプリメントを避けたほうがいいということではなく、まず順序としてカビ毒の体内からのキレートが優先されるということです。 また、サプリメントにも様々にあり、アルツハイマー病患者さんではアミロイドの抗菌性の役割があるため、アミロイドの除去に働くサプリメントの投与を先に行うと、カビ毒防御の効果が低減する可能性があるという理論的なリスクがあります。 その他、マスト細胞との関連やダイオフなど、細々前提条件があるのですが、いずれにしても重要なことはカビ毒のキレートです。 サプリメント投与の判断は、ケースバイケースでひとくくりにできず、検査値なども含めて判断します。 慢性過敏性肺炎のことをよく知らないためなんとも申し上げにくいのですが、カビが原因となっているのであればニール・ネイサン博士のプロトコルは、広くカビ毒暴露の慢性疾患患者を対象としているため、参考にしてみる価値はあるかもしれません。 空気清浄機も重要だと思いますが、通常、カビ毒の暴露限の特定と回避が最も重要になります。 可能性のある微生物製品に特に注意を払う必要があります 壁、床、家具、エアコンの通気口またはフィルターのカビ、 家庭または職場のカビ臭の存在、加湿器、気化器、温水浴槽、プール、家庭や職場での水被害、漏れ、パイプの破損による既知の水害。 シャワーヘッド、干し草、藁、管楽器、 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25584937/ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5036552/ https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/05-%E8%82%BA%E7%96%BE%E6%82%A3/%E9%96%93%E8%B3%AA%E6%80%A7%E8%82%BA%E7%96%BE%E6%82%A3/%E9%81%8E%E6%95%8F%E6%80%A7%E8%82%BA%E7%82%8E https://www.shizuoka-med.jrc.or.jp/about/mailmag/mag20160801.html https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5339989/ アルツハッカーサイトに書かれてある、特にライフスタイルなどから始める治療は、幅広い病気に対して、一定の効果はあるだろうという予測はできるのですが、原則、アルツハイマー病や認知症と診断された方を対象としており、その対処法が、必ずしも単なる記憶障害という症状の改善に適しているとは限りません。 ただ、当サイトで紹介しているリコード法は、診断を待たずとも検査結果の数値から改善する治療法でもあるため、リコード法の検査結果に従って検査結果の最適化という方向での改善をはかることは、年齢と記憶障害という症状から鑑みれば妥当な選択だと思います。 漫然とサプリメントを始めるよりも、むしろそちらのほうが結果的には記憶障害の改善可能性だけでなく、認知症リスクを下げることもできることから、メリットが大きいのではないかと思います。