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サピックス新6年生の保護者です。
国語の勉強の仕方について教えて下さい。
国語の読解力が著しく低い為、他の教科や授業の理解に影響しています。(国語の平均偏差値38)。算数は好きなようで、(偏差値55から58)、4科目は平均ぐらいです。
漢字や言葉ナビなど、毎週知識や語彙力を上げる努力はしていますが、言葉自体に興味がなく、語彙力が増えません。Aテキストは主人と一緒に音読して復習していますが、深くは読み取れず、自分の価値観でしか、理解出来ません。
国語の偏差値を50に行かせるにはどうしたらいいのでしょうか?また言葉や文章に興味をもたせるにはどのようにしたらよいでしょうか?具体的に教えて頂けると助かります。宜しくお願い致します。

算数でサピ偏差値50後半を取れて、国語が足を引っ張る中で4科目50取れるなら、勉強の習慣は付いているのでしょうし、6年生ですから国語の「受験テクニック」を集中的に勉強するのはいかがでしょうか? 音読などの精読は、漢字をしっかり読んだり、分からない言葉を確認するためには有効ですが、6年生になると文章も長くなり、国語が苦手な子には、むしろ負担が大きく、労のわりに得点にはそのまま結びつきません。(声を出して読んでも1文1文理解できているとは限りません。)効果的な音読というのは、結構難しいものです。 受験の国語は、多くの学校では、傍線や空欄部の前後の読み込みで解ける「部分読解」の問題が過半で、例えば「それ」という指示語の内容を問う問題なら、傍線部の前2〜3行を探し、見つからなければ前に遡っていく。つまり通常の文章の読み方とは逆に読み進めて答えを探していきます。 算数がお得意なら、国語も解法やコツがあることは、もちろん塾では習っているはずなのですが、そこに集中してご家庭でも指導されてみてはいかがでしょうか? 「読解の鉄則&入試問題集&語句」のような、解法について詳しく説明した市販の教材を親御さん用に購入し(多分お子さんには現時点では難解です)、1つ1つ解法を着実にマスターしていく、論理的な学習が、算数のお得意なお子さんには向いていると思います。 6年生なので、まずは「解ける」ことに主眼を置いて、得点力を高めることで国語に対する興味が結果的に深まれば越したことはありません。 漢字な言葉ナビの学習も体系的に得点力を上げるのには不可欠ですが、読解を強化する間、意味がわからない言葉を調べるのは親の役目にするのも手です。例えば子供がチェックしたわからない言葉について、食事の際、生活に身近な用例を考えて解説するなど、「パパも勉強して知ったんだけど」と、親が学習する姿も示しながら、生活の中で難しい言葉に親しむ機会をできるだけ作るのも大切です。 6年生なので、焦ることもあるかもしれませんが、語彙力は一朝一夕で身につかない一方、偏差値40程度のお子さんが、解法を集中して学習して偏差値を伸ばすことは、比較的短期間でも可能です。今スタートすれば、GWや夏頃には結果は見えてくると思います。 入試まで大変な一年になりますが、ぜひ親子で乗り切ってください。

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