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SLIMは着陸する前に月の周りを回る軌道に入ります。このときに燃料を使うわけですが、月の動きにあわせた速度で接近してくる方が少ない燃料で済みます。一度大きな軌道を経由させて太陽の引力を巧みに利用すると、月周回軌道投入の際の月との速度差を抑えることができるためトクになります。これに加えて、SLIMではこの大きな軌道に入れるために月のスイングバイを利用することで、必要燃料を更に減らす工夫をしています。 なお、SLIMの場合、地球出発から月軌道投入まで間など、単に軌道に沿って航行している期間は速度や姿勢の微調整を行う以外に燃料を消費しません。なので、月に到達するまでの期間が長くなっても燃料の消費にはほとんど影響しません。それよりも、地球を出発するときや月に入るときなど、エンジンを噴射して違う軌道に乗り換えるときに、なるべく速度の差が小さい「乗り換え」になるようにすることが重要となります。
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