
長文読むのがめんどくさければ↓の一行だけ読んでくれればOKです。 「その内容であれば、問題はないと考えていいと思います。」 著作権っていうのは親告罪ですので、 いわゆる二次創作に関しては基本的に 「一次権利者がダメと判断したものはダメ」 という原則でのみ事が動きます。 つまり、ダンスデータを抜いたらダメとか、モデルを抜いたらダメとか、それを使って収益化したらダメ、といったように 何をもってダメとするか、という普遍的に通用する明確な線引きは実は存在していません。 その線引きは一次権利者のスンタンスによってさまざまなグラデーションがあるため、 界隈はそのスタンスを眺めつつ、「このぐらいならOKだろう」という線を探りながら日々ルールや不文律を形成しています。 厳密にいえばダンスの振付にも著作権は発生しますし、 実はその侵害が認められた判例も存在します。(MMDとは関係ない話ですが) ですんで、仮に一次権利者が 「振付にも著作権は存在する。無許可での利用は一切許可しない」というスタンスで事に臨んだとすれば、 ダンスをトレスすることでその侵害とみなされる可能性は、理屈の上ではゼロでは無いです。 でも、世の中には実際のダンス動画やゲームのPVをトレスしたモーションは大量に生産されていますし、 それを利用して作られた動画もたくさんありますよね。 なぜこれが世間一般的にOKとみなされているかというと、 突き詰めれば「現時点ではこの利用法が一時権利者に怒られた実例が無いから」に尽きると自分は考えています。 (もちろん、楽曲の使用権についてはまた別途考える必要がありますが) 上述の通り、何をもってOKとするかは権利者のスタンスによって決まるものであり、 普遍的な線引きというものは存在しません。 二次創作そのものを歓迎しない姿勢を明確にしている所もあれば、 積極的に公式モデルを一般配布してくれるような太っ腹な所もあります。 にもかかわらず、 この界隈では(少なくとも日本国内においては)所謂「データのぶっこ抜き」は「悪」である、 という、かなり明確なコンセンサスが存在しています。 なぜか? 「何の苦労もなく大企業の褌を借りて承認欲求満たそうとしてんじゃねーよ」とか、 そういった感情的な反感が大いにあるであろうことは想像に難くありません。が、 実はそこは物事の本質ではありません。 留意すべきことは、ゲームメーカー、とくに日本のメーカーの多くが、「ぶっこ抜きは許可しない」というスタンスを明確にしているから、 ということに他なりません。 お手元のゲームのパッケージを確認してください。 たいていの場合、どこかに「データの解析行為(リバースエンジニアリング)を禁じる」といった旨の記載があるはずです。 自分はその辺の技術的な話は詳しくありませんが、 ゲームデータを抽出しようにも、たいていの商用ゲームではそういったことを簡単に行えないようデータにプロテクトが掛けられているはずで、 それは「ゲームデータを目的外の用途で利用されたくない」という制作側の意思表示に他なりません。 そのプロテクトを破って抽出されたデータをMMD用にリッピングして利用することは、 明確に一次権利者の意向に反した利用となり、大きなトラブルに発展する可能性がある、ということを理解しているからこそ、 商用ゲームのぶっこぬきはダメ!ゼッタイ!ということになっている… というのが自分の理解です。 翻ってご質問の件ですが、 ゲーム画面の一部をトレースすることは一次権利者の意向に反する事か?という点で考えてみた場合、 「現時点ではそういう風にとらえられた実例は確認できないし、問題ないでしょう」 という答えになると思います。 まあ自分も専門家じゃないので適当なことを言ってる部分もあると思います。 この辺は難しいところなので、興味があればいろんな人にお話しを聞いてみるといいんじゃないでしょうか。
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