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主に5分足や1分足を見てスキャルピングをしています。指標発表直後のボラがある相場というのは見ていて何となく分かりますが、イベント以外のときにボラがあるかないかはどのように判断されていますか?ボラがない相場に無理やり手を出してしまうと上にも下にもいかず往復ビンタをくらってしまって利益を減らしてしまうことがよくあります。

ご質問いただき、ありがとうございます。 ものすごく端的に申し上げますと、ボリンジャーバンドの幅が広ければボラがある、幅がなければボラがないと判断することができます。 では、+2σ~-2σまで何pips以上あればボラがあるといえるのか?という点についてですが、ボラティリティーは過去の水準と比較して高いか低いかを比べることになりますので、一概に何pips以上であればボラがある、何pips以上あればボラがない、と端的に申し上げるのは難しく、適当ではないと思います。 そこで、 「+2σ~-2σまで何pips以上あればトレードできるか?」 「ボリンジャーバンドがどんな形になっていたらトレードできるか?」 というように考え方を変えてご説明させていただきます。 ここでは便宜上、リスクリワード1:1、スプレッドは考慮せずご説明させていただきます。 例えばボリンジャーバンドが概ね水平に推移していて環境がレンジ、ボリンジャーバンドの幅が仮に+2σ~-2σまで10pipsの時、-2σにタッチしたところで逆張りロングのエントリーをしたとしますと、-2σ~MAまでの距離は10÷2=5pipsとなりますので、利幅目標をMAとしますと、損切り幅が5pipsを越えるトレードはリスクリワード内に収まりませんのでトレードをすることができない、と考えます。逆に2pips程度の利幅を目標としている方であれば、MAまで十分距離がありますので、トレードは可能と考えます。 環境がトレンドであっても考え方は同じで、MAアラウンドからの押し目買い、戻り売りを狙うと仮定して、MA~±2σまでの距離と損切り幅、利幅を考慮して、リスクリワードの範囲内に収まるのであればトレード可能という考え方を私はしています。 上記の内容はあくまでも理論的な考え方になりますので、実際のトレードでは私は感覚的にやっています。 次にトレードがしやすいボリンジャーバンドの形のついてです。 ①収縮期 ボリンジャーバンドの幅が狭く環境がレンジになっています。幅が狭ければトレードはできない状況です。 ②縮小期~拡大の瞬間 ボラティリティーが上昇中でブレイクの初動が狙えますが、騙しの値動きとなる場合も多いので注意が必要です。 ③拡大期 ボラティリティーがある状況でトレードがしやすい状況です。 ④拡大期~トレンド方向の反対側のボリンジャーバンドが収縮しかかっている時 ボラが低下してくる可能性がありますが、依然としてボラティリティーはある状況です。反転に注意を払いながらトレードができる状況です。 ここからはパターンが2つに分かれまして、 ⑤-1 ボリンジャーバンドが斜めに平行に推移する ボラは落ち着きましたが、トレンドが発生している状況ですので、依然としてトレードがしやすい状況です。その後再び③の拡大期となる場合もあります。 ⑤-2 ボリンジャーバンドの上下共に収縮する ボラがなくなってきている状況で、トレードがしにくくなります。しばらくして①に戻ります。 このように、ボリンジャーバンドの幅である程度はボラの有る無しやトレード可否の判断が可能となります。 その他、ボラティリティーの有る無しを判断するのに適しているテクニカル指標には、ATR、ADX、などがあります。 あくまでもご参考までになさっていただけましたら幸いです。

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