
日本の法律に沿っていない化粧品の使用について、日本で商売をするメーカーの人間の私は、良いとも悪いとも安易に言えません。そのようなスキンケアは本当に自己責任なので、それによってトラブルが起きても、日本のメーカーや団体も、それを勧めたインフルエンサーも、誰もあなたを守ってはくれないことは承知の上で、使用してください。 濃度を上げれば上げるほど、薬理効果は高くなる傾向があるかもしれませんが、その他のベース成分で結果は大きく変わります。 また、これははっきり言っておきますが、化粧品を語るうえで「リスクをさておいて」効果だけを議論するのはナンセンスです。 日本の化粧品は、様々なルールや法律を敷くことで、皆さんが安心して毎日使用できる安全性を守っているからこそ、処方箋が必要な薬とは違って消費者が自分で自由に選び、購入できるんです。 リスクを度外視して効果だけを求めるとしても、さすがに 「これは美白効果がとても高いです。ただし、10人いたら9人が肌が荒れ、2人は白斑になります」と言うような製品を購入する方はいないですよね。安全性リスクはとても重要な要素なので、無視しないでください。 ついでにお話ししますと、私たち処方開発者は自分で成分濃度を決めて作れるので、やろうと思えば世の中で売られているどのアイテムよりも高濃度(例えば10%とか)のレチノールやトラネキサム酸の処方も自分で作ろうと思えば作れます。そういうものを家で使っていると思いますか? 私の周りの社員は少なくとも、そのような処方を家で使いません。普通に市販されている製品を使っている方が多いですよ。 みんな、「安全性」が何よりも大事だとわかっているからですし、 複数の成分を組み合わせることで、単体の成分の濃度に頼らずとも、十分な効果と安全性のバランスをもった処方を創りだせる処方技術があるからです。
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