ご投稿ありがとうございます！1日夕方に話題になっていることを知ってから、かなりの荒れように驚きました(この回答時点では少し落ち着いてきましたが)。Xでも色々呟いていたのですが、私自身は嫌悪より困惑が大きくて。それと同時に「起きるべくして起きたんだろうな」と公式の姿勢に対する納得も感じています。結局公式を表面(SNS上)的に甘やかしてきた結果、そして公式が少なからず生んできた亀裂や企画を立ち上げるたびにやらかしてきたヘマを軽視して好きなことを好き放題やり続けた結果、多くのオタクから“否”を示される事態が起きたのではないでしょうか。 　本当に全然描き下ろしイラストやそれを使ったグッズが全然でないコンテンツですよね。今のGSは。そもそも昔はグッズ販売に意欲的じゃなかった気もするので以前と比べたら出ているのかもしれませんが、今の世で商売をしている他のオタクコンテンツと比較するとかなり供給は乏しい印象を受けます。誕生日お祝いイラストは好きにやればいいと思うんですが、そんなあったら嬉しい程度の企画に時間を割くよりグッズに力を入れたりは…しないみたいですよね。正直謎なんですがGSの絵を描けるイラストレーターはそんなに社内にいないんですかね？あるいは外注して調達したイラストで商売する気はないんですかね。「ゲームと同じ絵柄」に価値はありますが、体の構造がガタガタだと素直に喜べるもんでもないですし。ゲームの絵柄に拘らず、特定の社内イラストレーターが担当することに固執せずともオタクはグッズを喜ぶんじゃないかと思います。そもそも今回はザ・公式絵柄を使って特定のプレイヤーを特別扱いするような絵を用意してしまったばかりに反感を買っている、というのも一因な気がするので…。 　少し話が逸れましたが、そんな(機会的な意味で)貴重な描き下ろしをしてまで実況者の周年を祝っているのが本気で謎です。それでいてああいう構図に決まったのも、やっぱり全然分かりません。それもこれも実況者という“配信者”と“プレイヤー”の両側面を持ち合わせた相手にイラストを描き下ろすリスクを考慮している様子が見受けられないGS公式側が良くなかったと思います。 　 　別にコラボイラストを描いた程度では荒れないんですよね、本来は。それは同じ企画の他のコラボイラストが証明していると思います。 　GSと同じくグッズ化されているコラボ作品(ガチ恋粘着獣)は夢というより男女カップリングオタクが多そうな印象があって、ハーレム構図でも荒れないのが個人的に興味深く感じました。女の子たちに囲まれていても軒並み“獣”的なヤバい側面を持っているキャラばかりなので別に羨ましくない上に、配信者という作品との親和性の高さがバランスを保っている良いコラボだと感じます。 　今回のために描き下ろされたイラストではありませんが、過去に実況者がグノーシアのキャラたちと自分のイラストをキャラデザの人に描いてもらったイベントもグッズ化されていて。あちらも1プレイヤーの姿を描いた特別さはあるにせよ、本編の文脈を感じさせない集合絵という非常に穏当な表現でした。これがプレイヤーの相棒キャラ(セツ)と2人で釣りをしているとか、気に入っていたとある世界線のヒロインキャラと実況者を描きました！となっていたら、今回のGSと同じくモヤモヤする人が増える絵だったと個人的に思います。 　GSで燃えたのはGSの作品性が大きく影響していると思いますが、やっぱりXで言った通り表現次第ではここまでの事態にはならなかっただろうな…と感じました。実況者が選んだのが眼鏡の七ツ森なので活動中のNanaスタイルは絵的に扱いづらいとか…？とも一度考えましたが、顔を隠すマスクと眼鏡のアイコンはかなり相性が良くて、眼鏡七ツ森でも配信者同士のコラボっぽいイラストは全然描けそうですよね(まあそれは男性実況者だから許されることで、女性実況者やVだったら結局許されなさそうだな…と言う気もしますが)。 　個人的な印象ですが🦀さんってディープめなオタク文化に明るくないわりに覚えた言葉を使いたがる人だな〜と思っていて、「七ツ森の女」もその言葉に含まれるガチのガチ感を知らずに「乙女ゲーを遊んでいる人」ぐらいの軽い言葉として口にしていた気がします。(あくまで例えとして)女オタク=腐女子と誤解する人みたいな。ものすご〜く広く捉えた時にそう言えなくもないが全然違うんだよなあ…というズレを感じるんですよね。その認識の違いが「七ツ森の女と言いつつ制服姿の実況者&実況者仕様のデフォルメ主人公&七ツ森」というありがち実況者の背後霊実況スタイルを可視化したイラストに表れている気がします。関わった人全員が気を配って表現をしようとしていない(出来ていない)感じは、イラストからひしひしと伝わってきますね。 　お墨付きカプ認識まではいかないと個人的に思いますが、「七ツ森といえば(公式にコラボイラストを描いてもらった)レトルトさん！」みたいな特別なポジションに位置づけられるのはあまり良いことと思えません。今回の件は“配信者だから”実現したことかもしれませんが、実況者は配信者であると同時に遊んでいるゲームのプレイヤーでもあります。プレイヤー属性がついてまわる以上は一般的なプレイヤーが自分と相手との差を嘆くことになるのはある意味当然のことで。少しでも「プレイヤー」を意識させない絵だったら良かったのにな…と思いました。 　今回の出来事は自己投影派に全然優しくない作りのGS4を体現する炎上事件だったと感じます。そもそもGS4が“私がゲーム上の行動選択によって思い描いたわけじゃない”凝り固まった主人公像を押し付けてくるのに、それを“これは私である”と捉え続けながらゲームを楽しんでいる人が相当数いることにも驚いたのですが。あらためて自己投影をしやすいゲームの需要を実感したので、金輪際自己投影派の軽視はやめていただきたいものですね。まあ変わることは無さそうですが…