8/15
「東芝テックの事務コンはDX市場を狙うスタートアップのお手本」です。今事務所で使っているのですが、ほんとすごいです。ぼくは「くそマシン」と言っているのですが、パソコン経験0の零細従業員がスラスラとデータ入力して帳票出力していきます。売上管理、見積管理、在庫管理ができます。裾野の零細企業まで市場を拡大することを見込むスタートアップにとってはITツールの切り込み方のお手本だと思います。つまり「パソコン、ネットを使わせない」という最高にユーザーに沿った設計にしているので。毎月の料金も機器リース料名目で2万円取っているのでとんでもない客単価ですし、2年契約です。一方クラウドツールになれた人から見るとすべてがくそ仕様で、キーボードが完全に魔改造されておりパソコンユーザーは頭がバグります。さらに、操作途中でウィンドウを閉じることができず、最後まで操作して例えば売上帳簿を印刷しきらない限り別作業ができません(当然裏側には専用の印刷用紙の販売というビジネスがくっついています)。エクセル・CSV出力なんて当然できないのでデータ移行が全くできませんので他ツールに対して完全な障壁を持っています。等々、無限の仕掛けが施されています。この商売をブランドに弱い低リテラシー層にたいして東芝の看板を使ってぶっこむという天才的なビジネスだと思います。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
※利用規約、プライバシーポリシーに同意の上ご利用ください
スポンサーリンク