
9/19
私が南部弁の話者と日常的に接していた1990年代には、くだけた言い方の「もさげね」が標準語でいうところの「すみません」と同じ使い方をされていたので、その意味では3つすべてを包含すると言えます。 この現代に「おもさげながんす」という場合、標準語訳として妥当なのは「おそれいります」だと思うのですが、大人になってから岩手に住んだことがないので断言しづらいところです… 余談として、吉村が頻繁に「おもさげながんす」というのは、たしかに南部人、とくに商売人は息をするように「もさげねな」「やいやもさげねじゃ」「どうももさげねがったす」と連発するので、それがよほど浅田氏の印象に残ったのだろうな、と感じてちょっと可笑しみがありました。 ただ、吉村の台詞のなかの用法としては、個人的にはカリカチュア化された武士の口癖としての「かたじけない」を近い意味の方言に置きかえただけのようにも感じます。リアル南部人はもっと厚かましく腰低く、軽率にもさげながるので…
スポンサーリンク
belkaさんになんでも質問しよう!
質問
スタンプ
利用できるスタンプはありません。
スポンサーリンク
※利用規約、プライバシーポリシーに同意の上ご利用ください
スポンサーリンク