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同期とのサシ飲み、友達のはずなのに終電間際の絶妙な雰囲気、バイバイしてもなかなか離せないお互いの視線。

別の日、初めて見た私服。初めての少しの遠出。弾む会話。触れそうになる手。

同期だし笑、って予防線を張る自分。

けれども仕事が忙しくなって、予定が合う日が減ってしまった。

そして出来てしまった、同期じゃない新しい恋人。

久しぶりに同期と会うことになって、意を決して「恋人ができた」って伝えたら、同期にも恋人が出来ていた。

少し「残念だな」って思ってしまっている自分がいて、けれども恋人がいる自分がこんな感情を持つのは何てワガママなんだろうか。

ん〜〜〜〜〜親の顔より見たシチュだけど好きなんだよなあ。昔は偽りのハピエン厨でくっついてほしかったけど、今はむしろ、お互いにお互いのことを恋人や結婚相手よりも大切で基礎的な落ち着きの持てる相手として認識したままでいてほしい。何なら再会しなくてもよくて、ふとした残業帰りなんかに同じ満月を見上げてそれぞれ相手のことを思い出していてほしい。くっつくのもいいんですけどね。あいつと一緒にいたらどうだったのかとか不毛なイフを考えてはかぶりを振って振り切ろうとしていてほしいし、なんかこうそういう強い爪痕をお互いの背中に残すようなさ。いつまでもその日触れた指先を……え、触れてない?いいんだよ。一緒に出掛けて、終電を逃さなかったこととかを夜のお布団の中でふと思い出して、子供の泣き声でふと我に返ってミルクを作りに行くような、そういう存在でいてほしい。寝るのはアリかナシかで言えばやっぱナシなんだよな。キスをしていなくてもだめです。より大きなこじらせを生めるので。落としどころのないイフをお互いに持ち続けて。再会シチュで解釈が分かれるかもしれない。尊い…………………………………………

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