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96kHz等のハイレゾ音源って、人に聞き分けられるのでしょうか?

制作段階では、エイリアスノイズの軽減等ハイサンプリングレートで恩恵がある事は理解しています。

しかし、可聴域外の音を多く含んだ音声作品がエンドリスナーに対してリリースされる事の利点がよくわかりません。

仮にこれらをしっかり知覚して聞き取る事の出来る人間がいるのであれば、「可聴域外にエイリアスノイズを逃がす」という制作時のハイサンプリングレートのメリットが破綻するきさえします。

まず一点、言葉のアヤなのかもしれませんが誤解がある可能性が見受けられましたのでそちらの確認から… エイリアスノイズの対策として高SRで処理を行うのは、エイリアスノイズを「可聴域外に逃がす」のではなく、そもそも発生することを防ぐのが目的になります。 SRを上げる=ナイキスト周波数を上げることで、処理により発生する倍音は聴こえるかどうかに関わらず「本来あるべき場所」に発生します。 逆に低いSRで処理を行うと、エイリアスノイズは、楽音とは相関のない信号成分として、可聴域内に折り返してくることになります。 これを踏まえた上で最終媒体に高SRが必要か…といいますよ、けっこう意見が分かれるように見受けています。 たまに著名なエンジニアでも「CDレートで十分」という方もおられ、さすがにそれは行き過ぎなような気もしますが、個人的には48kHz/24bitでもう十分だとは思っています。 蛇足ですが、それよりも高レートに利点があるように感じる場合も、違いとして知覚しているのが果たしてSRレートの違いによるものなのか、それともクロック周波数で変わるDACの挙動の違いによるものなのか?という問題もあります。

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