AimOffsetはほとんど使用した経験がなかったので公式チュートリアルを一通り読みながら実際に使ってみました。まずざっくりなイメージで言うと、「基本向きモーションと方向(ある方向へ向いているポーズ)の加算ブレンド(ここ大事)」だと思います。公式チュートリアルでは銃持ちキャラの銃口向きをブレンドしていますが、使い方によっては「キャラクターの顔を任意の方向へ向ける」といった用途にも使えるかなと思います。ゲーム中の会話シーン等でよく見るやつです(実際にAimBlendがどのように使われてるかは定かではないですが)。MotionBlendはBlendSpaceのことでしょうか。だとすれば、「動きのブレンド」なイメージだと思います。これはキャラクターの歩行～走行へのブレンド等の「動きの遷移」用途によく用いられます。 AimBlendはアニメーションのPose(ノードのピン)からアニメーションを受け取り、そこへさらに加算ブレンドをかけて出力/動作させる事ができます。例えば、上半身の「銃構え(AimOfffset)」と「通常立ち状態」とのブレンドを、簡単にさせることができるわけです。要は「アニメーションの上塗り」が比較的簡単にできるわけです。 しかし、BlendSpaceはモーションのポーズを受け取る入力側のPoseピンが存在せず、出力のみしかできません。そのため、「既存のアニメーションの上半身だけ任意の方向へ向かせたい！」となる場合、「どの骨をブレンドさせるのか」と「どのアニメーションとどのアニメーションをブレンドさせるのか」の設定が別途必要になります。 また、BlendSpaceで照準アニメーションのブレンドを行ったとしてもそれはあくまで「動きのブレンド」であって「向きのブレンド」ではないため、仮に体が斜めを向いて照準を上に向けた場合、照準は真上の空ではなく斜め方向へ照準を向けてしまいます。「腕を上に向ける」という「動き」をブレンドしてるだけですので。 もしかすると既に調べられて閲覧されたかもしれませんが、こちらも参考になるかと思います。公式でも「いろいろな意味で、Aim Offset はブレンド スペースと似ています。」といってますね。 体が斜めを向いて照準を上に向けた場合についても解説されています。 https://api.unrealengine.com/JPN/Engine/Animation/AimOffset/index.html