
たしかに、中学受験失敗高校受験組で大学受験では失敗というか、不本意ながらの浪人や、高校受験の頃の勢いそのままというわけではなかったという方は何人もいました。もう大学受験はしたくないからと、トップレベルの進学校に合格しても早慶にという選択肢をとる方もいますね。 中学受験後の高校受験は、少なくともSAPIXでもう一度頑張ろうという意志がある生徒にとっては、中学受験のアドバンテージが大きく、中学部入室当初から中学受験時より相対的にいい位置に立てて、それが自信やモチベーションにも繋がって成功につながるパターンが少なくないと感じます。 それでも受験疲れは多かれ少なかれあり、大学受験に向けて中高一貫組が本腰入れる時期に、ただでさえカリキュラム的に出遅れているのに少しは息抜きしたい心境で、大学受験に向けたスタートダッシュがうまく切れないケースはありますね。 どのステージでも一緒ですが、合格は人生の次のステージに向けたスタートなわけですが、それがゴールとして位置付けされてしまうと、そこからの立ち上がりは難しく、「こんなにできる子だったのに…」と残念に思ってしまうことも多々ありました。そこの意識づけは理想論で語るは易しですが、実際は結構大変ですね。 また、中学受験失敗の背景は人それぞれで、家庭の受験戦略の失敗、確実に合格する学校を受験せず、理想的な学校のみ受験して結果的にすべて不合格だったり、合格があっても家庭にとって不本意な学校に進学というケースもありますが、いずれにせよSAPIX中学部でZにいる方々でも、生まれながらの能力という意味では、残念ながら中学受験でのαの本当にトップクラスの生徒には敵わないことが多い現実はあると思います。地頭とか才能とか、認めざるを得ないものは実際あるので。 高校受験でも、地頭とか本来的な能力、小学校までの積み重ねもとても大事ですが、英語は典型で、いかに正しく継続して量をこなして勉強したかという学習成果の占めるウエイトがより大きくなり、それは大学受験も同様です。 やはり、3年おきの受験で6年間走り続けるのは精神的にも大変で、再び中学受験成功組と並んで戦わなければならない大学受験を乗り切るのは、簡単なことではないと思います。 とはいえ、高校受験でうまくいかなくても、大学受験で見違えるほど成長して楽しい大学生活送ったり、大学受験はうまくいかなくても、みんながあごがれるような就職をしている人もたくさん見てきました。優秀な生徒が集まる空間で切磋琢磨した彼ら彼女らが、のちに「SAPIXが楽しかった」と話してくれるのを聞くと、中学生という成長期に、大変ながらも勉強の大切さを学んでもらえてよかったなとつくづく思います。
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