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喜んで頂けて嬉しいです! 察するに、質問者さんは助産学生さんでしょうか?これから大変ですがともに頑張りましょう! 質問の回答ですが、確かになかなか難しい、しかも臨床に沿っているとは言い難い内容ですね。私なら×と答えます。 まず、産瘤というのは皮膚と帽状腱膜の間の浮腫(水分が溜まる現象)のことです。児頭が産道を通る時の圧迫によって浮腫が生じるわけですね。 これに対し子宮内胎児死亡では、羊水や胎児内の水分が皮下組織に浸潤する「浸軟」という現象が起こります。 私の過去の経験上、死産した赤ちゃんを診て「産瘤がある」と思ったことはありません。 私も適切な文献を持っていないのでここからは推測になりますが、圧迫によって浮腫が生じるというのは生理的な現象であり、生体としての反応です。既に死亡した赤ちゃんにそういった生理的な変化は起きないと思われます。 加えて、死産児には既に浸軟が起こっているので、それ以上水分が溜まる余地が無いと思います。 以上、参考になりましたら幸いです。
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