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今年転職したのですが、新しい職場でいろいろとイヤなことがあってストレスを溜め込んでしまっています。
休みの日も仕事の事を考えると憂鬱で、休んだ気がしなくなってきてしまいました。
こんな時はどうすればいいでしょうか。

まずは何よりお勤めご苦労さまですm(_ _)m 新しい職場に初対面の人々、覚えるべき仕事と否応無く変わる生活リズム……察するに余りあるストレスです。 それを「溜め込んでいる」ということは、質問者さんはきっとぐっと歯を食いしばって仕事に出られているのではないかと思います。 そもそも単純にそれが偉すぎます。 休みのときでさえ仕事のことが頭から離れないほど頑張っているのなら、疲れるのも憂鬱になるのも当然のことでしょう。 ひょっとしたら、まだ新しい職場では不慣れなことや対応しきれないことが多くて「自分はまだちゃんと勤めを果たせていない」と感じるような場面もあるかもしれません。 しかし、それとは全く別の話として、質問者さんは非常に真面目に労働と向き合っておられます。 回答を考えるより前に、僕はまずその点を大いに尊敬し、讃嘆していきたいと感じました。 さて、そのことをしっかりと念頭に置きつつ「仕事でのストレスへの対処法」について、僕なりのメソッドを紹介させていただきます。 簡潔にまとめると「1つの『嫌なこと』に対して複数の『ちょっと良いこと』でバランスを取ろう」と言うのが今回ご紹介する方法になります。 例えば、僕はつい先日職場で同僚に「なんでこの人はこんな気遣いのない振る舞いをするんだ」と憤るようなことがありました。 それに対して、その日の家に帰るまでの間に「空が綺麗だった」「花が咲いていて風流だった」「涼やかな風が気持ちよかった」「おやつのチョコレートが美味しかった」「旅行客に道を尋ねられて、少し案内した」「信号で引っかからなかった」という「ちょっと良いこと」を見つけました。 また別のときには、仕事でかなりキツめのやらかしをしてしまって、方方に謝り倒すという凹む出来事がありました。 それに対しては「帰りに降りたことの無い駅で降りて気分転換に散歩したら楽しかった」「自販機で見たことのない飲み物を見付けて飲んでみたら美味しかった」「夕焼けが綺麗だった」「youtube musicで最近聴いてなかった好きな曲が再生されてテンション上がった」「ガチャで欲しかったものがポロッと出た」という「ちょっと良いこと」を数えました。 ここでポイントになるのは、以下の2つの考え方です。 ①嫌なことを「忘れるため」「まぎらわすため」にちょっと良いことを考えるわけではない。 ②「ちょっと良いこと」は質より量と手数。 ①についてはよく誤解されるのですが、「嫌なこと」は忘れようと意識しても忘れられないから「嫌なこと」なのです。 なので、これを意図的に打ち消したり誤魔化したり忘れたりしようとするために「ちょっと良いこと」を積み重ねようとしても、それは「嫌なこと」を起点に生み出されてしまったことになってしまうので、あまりお得ではありません。 それよりは、潔く「今日はすごく嫌なことがあった。そして、ちょっと良いこともいくつかあった」と公平かつ自然に考えられるようにするために「ちょっと良いこと」を探す方がずっと健康的だと僕は思います。 「嫌なこと」を無理に忘れたりする必要はありません。 「嫌なこと」と「ちょっと良いこと」は同日中に同時に存在し得る、というニュートラルなメンタルを保つのが、無理がない方向性ではないでしょうか。 ②はもう上記の通りで、何かすごく嫌なことに対して「すごく良いこと」を探そうとすると、それ自体に多大な労力が必要になってきます。 そうなると余計にくたびれてしまって本末転倒になるので、探して数えるべきはどこにでも転がっている「ちょっと良いこと」がオススメです。 また、仕事で「嫌なこと」があったからといって、仕事の中で無理に「ちょっと良いこと」を探す必要もありません。 見つけやすいところで探すのが吉です。 今からの時期だと、木々の紅葉とか、早くから見える夕焼けとお月さまとか、そういうのがいかにもお手軽でコスパ良く見つけられますね。 人間不思議なもので、相当強烈な「嫌なこと」「悲しいこと」に対しても5〜6個の「ちょっと良いこと」を重ねることが出来れば、割と気分は落ち着いてくるようになっています。 もしこの仕組みがなければ、家族やペットのお葬式なんか誰も耐え切れません。 なので、即効性を期待するならことさら「質より量と手数」です! 質問者さんは仕事に邁進するあまり、生活に占める仕事(その中の嫌なこと)の割合がかなり高くなってきているように見受けられます。 休むときにゆっくりと休み、そしてまた仕事を頑張るためには「自分の人生には仕事もあればそれ以外のたくさんのこともある」「仕事は生活の一部に過ぎない」という当たり前を取り戻す手段が必要です。 さまざまな「ちょっと良いこと」は、思考に余白と余韻を生み出し、質問者さんの人生を仕事から取り戻します。 その上で、より公平かつ冷静に「嫌なこと」へと向き合う余裕を作り出します。 僕は大体そんな感じで日々の仕事をさせていただいているのですが、これが何かの参考になれば幸いです。 重ね重ね、毎日おつかれさまです! 寒暖差で体調を崩さぬよう、くれぐれもご自愛くださいませ💐

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