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自分のキャラクターに愛着を持つのはもちろん悪いことではないのですが、小説は「人に読んでもらう」ということが大前提であるので、愛が強すぎてひとりよがりになってしまうと、読者がおいていかれてしまうことがあります。そういう面では、あまりよくない方向に作用する場合もある、という感じでしょうか。 二次創作であれば、同じ愛を登場キャラクターに向けられる人が読者になるので、思う存分愛を注いでいいと思うのですが、一次創作のオリジナル作品で、あまりにも強いキャラ愛を注ぎ込んでしまうと、自分の子供をめちゃくちゃかわいい!と周囲に自慢しまくる親とか、ペットのかわいさをアピールしまくる飼い主、みたいになってしまうこともあるわけです。 なので、自分自身で作ったキャラを愛する心は大事ですが、 同時に、少し引いた「神の目線」というのも必要にはなります。 作者は、物語に必要であれば、自分が生みだしたキャラクターを不幸のどん底に突き落としたり、殺してしまったりもする存在ですから、キャラ愛が強すぎると、ストーリー上本当に面白い展開というのを選択できなくなってしまう可能性もありますね。 もちろん、趣味の範囲であれば、話の面白さよりも、キャラ愛を優先させることは特に問題ありません。自由ですからね。
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