
この前質問があった、熟成についてや、今回の保冷、締め方などについては、誤った方法を伝えたり真似たりすることで、食中毒に直結します。 はっきりと申し上げて、内臓を取る事によって細菌が繁殖しやすくなるというのは誤りです。 落ち着いて、「なぜ細菌が繁殖するのか?」を考えれば分かる話です。 質問者様も、夏の時期によく言ったり聞いたりしませんか? 暖かい所に食べ物を置いておくと、腐りやすいとか傷みやすいって(笑) あれは、温度が高い事によって細菌が繁殖し易いから痛み易いんですよね。 そして、そうゆう時は痛まないように冷蔵庫に入れますね。 なぜ、冷蔵庫だと傷みにくいかと言えば、当然温度が低いからですよね(笑) わざわざ、回りくどい言い方をしましたが、「細菌が繁殖しやすくなる」と語ってる時点で、それはすなわち、その方の「冷却方法が誤りである証拠」です。 自分のブログにも保冷方法は書いてありますが、十分な量の砕氷に海水を入れた潮氷(氷水)を作れば、水温は0度近くまで低下します。 この中に、魚を浸けてあれば、たいてい家で調理をするまでは細菌の増殖を抑えられるはずです。 もちろん、内臓を抜くかどうかで細菌の繁殖の具合など変わりません(笑) むしろ、アニサキスなどの寄生虫はほんとどが内蔵に付いており、魚の死後に身の方に移動したりします。 そうゆう意味でも、釣れた段階で内臓を抜くというのは、アニサキスに当たるリスクを下げる意味で有用です。 ただ、割合としては少ないながらも、もとから身の方についているアニサキスもいるので注意が必要です。 また、特に傷みやすい部位である内臓を釣場で抜くのは、鮮度を保つ意味でも重要です。 そこまですれば、血抜きという点でも完璧だと思うので、身に臭みが残る事も少ないでしょう(*^-^*) ただし、一点だけ注意を書いておきます。 釣場において、包丁などで頭や尻尾などを切り落として締めないようにして下さい。 身を直接、潮氷にさらしてしまうと浸透圧で傷んでしまう可能性があります。 ノドを外し、首を折って、エラごと内臓を抜き、潮氷に沈めます。 これで、家に帰ってさばく際も、内臓の処理はしなくて良いし、血もほとんど出ません。 その上、新鮮で臭みのない美味しい魚を味わう事ができますし、良い事ずくめじゃないかなと思いますよ('ω')ノ 以上です。 何か不明点があれば、また聞いて頂ければ、分かる範囲でお答えしますね(^^)/
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