「神座」は七神の地位の概念といったものだと思います。七神が死んでもその地位と権能が次の神に受け継がれるのは、神座があるからです。逆に言えば、古龍の権能は神座に属するのであり、神が元々持っていた力とは区別されます。 フォカロルスの死は神座の破壊の触媒と言ってもいいかもしれません。神座の破壊において重要だったのは、諭示裁定カーディナルに蓄積された大量の律償混合エネルギーです。フォカロルスは「そんな膨大なエネルギーをもってして初めて、天空の島が定めたルールを揺るがし、俗世の七執政の構造を壊し…水神の神座を破壊するための隙が生まれるんだ」と言っていました。例えば眞やエゲリアが死亡した時は、このような膨大なエネルギーが関与しておらず、神座は次の神に滞りなく引き継がれたのでしょう。