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いつも素晴らしいツイート、大変有難う御座います。

Fionatich様がVertigo Sound VSE-4 Plugin EQ
を評価している発言を目にしましたが、
志しの高い読者の皆様、
そしてこれからを担うITB中心の若い世代の制作者の為にも
できる限り詳細に渡った「良いと思われる点」
をお聞かせ願えたらと思います。

お忙しい中かと思われますので、
お手隙の時にでも書いて下さると幸いです。
御自愛下さい😊

Vertigo Sound VSE-4が話題のようで、何件も質問来ていますのでこの質問でまとめて答えます。 そもそもVertigo Soundを理解するところからなのですが、DTMと言われる領域で一般的に知られているのはBrainworks製のVertigo VSC-2, VSM-3だと思います。Vertigo Sound はアウトボードメーカーで、VCAコンプのVSC-2とMastering DeskであるVSM-2をMastering部分を抜いてサチュ専用に作ったものをエミュして3としてBrainworksが作りました。出た当時から非常に優秀で驚いたものです。ところがアウトボードはエミュ以上で、VSCは3になりました。VSM-2はmoroishi君のスタジオにあったのを借りてしばらく使いましたが、異常に美しいトランスサウンド、サチュ部分もPluginよりも精緻でMastering Deskならではでした。間にMastering Comp、EQなどを挟んで使うのですが、VSM-2ならではのサウンドになります。ここで重要なのはアウトボードメーカーとしてMasteringレベルのものが作れるメーカーだったということです。現在もEQ, Comp, MicPre, Mastering Deskとラインナップにありますが、造りが凄い分、数がそれほど出回ってはいないようです。 それが自社で最近Pluginも出すようになりました。Brainworksとは全く刷新されたVSC-3、VSM-4はBrainworksの3をより精密にしてあのトランスカラーも付けられます。EQをエミュったVSE-2も詳細はHPを読んでもらいたいのですが、Discrete Gyrator EQ based Hardware emulation、というまぁホントにシルキーで倍音の付加も素晴らしいPluginです。がハードウェアエミュなので元知らなければあまり知られてはいないかもしれません。 で、最近出たのが、VSE-4というわけです。そんなレベルのメーカーが何を作ったのか。 実はVSE-4はオリジナルのハードウェアはなく、Vertigo初めてのPluginオリジナル。後続のPluginメーカーなのですが、さすがアウトボードメーカー。これぞVertigoのMastering ClassのアナログサウンドをPlugin上で再現しています。 ますEQの元の素性がすさまじい。Pluginではなかなか聞いたことない音します。中川先生の検証でもPlugin EQではあまり聞いたことないサウンドでした。VSE-2で使われたDiscrete Gyrator Soundはやはり凄いのかも。Plugin Doctorで調べると面白いので興味ある方は使ってみると良いと思いますが、GUIはデジタル系っぽいですが中身は最新鋭高級アウトボードEQだと思いました。 そしてそこにVSMで培った2次、3次倍音にOverdriveと三種類のサチュレーター。これがまた絶妙に繊細。アナログアウトボードを使った場合2次3次デジタル系とは違って精確に倍音が出るわけではないので、それをコントロールすることでVSMのようにどの帯域を弄るのかをアナログアウトボードを使ってるかのようにコントロール出来るわけです。アンチエイリアスの事とかどうなってるのかはmoroishi君にお任せすることにして、これらの倍音コントロールを絶妙に出来るVSE-2のバージョンアップ版がこのVSE-4なわけです。 使い方は多岐に渡ります。色々な使い方が出来る上にEQとしての音がまず良いので使い手次第とも言えますが笑 より詳しい使い方はきっとこれもmoroishi君にお任せすることにして、結論から言えば、2022年度ならではのあまりにも凄まじいEQだと僕は思います。 まだまだ細かく語れますが笑、疲れたのでこの辺で許して。

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