作品世界の設定やその解釈によってモンスターの血色表現は異なるだろう。仮に同じ世界を題材とするものであってもだ。例えばウォーハンマーでは、ゴブリンの血色に赤、緑、黒があった。絵画を描いたのはいずれも社内のアーティストによる“公式”なので、どれが正確でどれが間違い、というのもない。考えすぎないことだ。 つまるところ、「ゴブリン」と名付けている、ないしは自称するのは、その世界に住まう者の勝手な都合や解釈、こじつけ的分類の結果にすぎない。生物学的に関係のない生物であっても、体型や身体的特徴、生活習慣、生息区域などの類似や相似によって関連づけ、等しくゴブリンと呼んでいるかもしれない。 同じ世界であっても、ゴブリンの住む地域や環境によっては、肌の色どころか、血の色が異なる可能性もある。西の山に住む緑肌のゴブリンと、東の荒れ野をうろつく茶色肌のゴブリンが、同じ血の色をしている保証はない。 世界観においてある程度の整合性が取れるのであれば、何色でも好きにするのが一番と俺は思うよ！　考えすぎずに、好きな色で表現すればいい。 宇宙空間の戦闘でザクマシンガンの発射音がしたり、殉職間近な警官がリボルバーから8発の銃弾を撃ったり、アニメキャラが歳をとらないことを指摘するのがおバカであるのと同じように、君のゴブリンの血が何色かにケチをつけてくるやつはおバカだ。バカはほっといて楽しもう。