4/7

「中指を立てる代わりに薬指など他の指を立てる」というパフォーマンスがアングラな音楽シーンなどで散見されることがあるのですが、見かけ上立てている「指」が違っても、「代替」として利用している以上そこに込められている「意味」は変わらないのではと疑問に思っています。先生はどのように考えますか?

非常に難しいと思います。 あなたの言うとおり、そもそもそこに根源的な差別意識があり、それをなんらかの形で表出して、共有するということには問題があるでしょう。 しかし、そういう理念的な話を別とした場合、やはり、第三者を含めた具体的な行為、言動によって問題としなければいけません。極端な話、ある特定の二人だけの間でわかる秘密のサインでやりとりし、そして、その二人以外にはその意味が読み取れない場合、どれほど問題とできるのかは不明です。もちろん、理念的というか、それが後に表出してしまえば、いわゆるネット炎上のような形にはなるでしょうから、そもそも危険ではありますが。 今回の場合、具体的に何に向かって中指を立てているのか、というその対象がなんであるかでどの程度問題となるかが変わるような気がします。たとえば、社会一般とか、自分が満たされないこと全般への表現とした場合、中指を立てるという社会的に許されない表現の代替に何かを選んだとするなら、許容されるような気がします。しかし、特定の個人であったり、団体であったりするなら、代替であっても許されないのではないでしょうか。

スポンサーリンク

千春さんになんでも質問しよう!

質問

スタンプ

利用できるスタンプはありません。

スポンサーリンク

質問する

過去に答えた質問

スポンサーリンク