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「メロスは沈みゆく太陽のスピードの10倍で走った。」(走れメロス、太宰治より)

地球の自転は時速1000キロメートルでとても早いですが、太陽の沈み行くスピードは、かなり遅いです。

このスピードの違いはどこから来てるのでしょうか??
単純に地球と太陽の距離が1億5000万キロメートルも離れているからでしょうか??

我々が、地球の凄く速い自転を体感できないのは、単純に地球の直径が大きいからでしょうか??

近くにある物と比べるからですね。地球は1分間に360°/24時間/60分 = 0.25°回転します。1km先にある 4mの建物くらいです。10km先に見える山の40メートルくらい。1m先の4mm。どれもとても遅いです。 ではどれくらい遠くを見れば我々自身の運動速度と一致する感覚が得られるかというのが気になってきます。地球の半径6000kmくらい先を見ることを試してみましょう。26kmくらい。つまり分速26kmで、秒速430m。概算なので正しくはありませんが、だいたい合いますね。

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