日本では大抵Over Watchのパクリと呼ばれており、ほとんど知られていない話ですが、Paladinsの開発史はとても長く、2012年ほど前まで遡ります。 Hi-rezスタジオはかつて、「Global Agenda」(グローバルアジェンダ)というMMOアクションゲームを運営していました。 「Global Agenda」は複数のクラス別キャラクター、スキルアビリティ、PVP要素など、現在のPaladinsと同様のゲーム性を持っていました。 2012年、Hi-rezスタジオは「Aurum」(オーラム)と名付けられたゲームプロジェクトを始動させました。 「Global Agenda」のゲーム性をベースにしたPVPゲームであり、この時から既に漫画的なグラフィックや、フェルナンドやキャシーの原型となったキャラクターが存在しました。 開発が進み、「Aurum」のゲームビジュアルデザインは「Global Agenda」と同様のSF的デザインと、新しく考案したファンタジーデザインを混合させたビジュアルデザインとなります しかし、「Aurum」の開発中、より強大なゲーム企業であるBlizzard社から強大な競合ジャンルである「Over Watch」が発表されました。 運の悪いことに「Over Watch」は「Aurum」と同様にSF的なゲームビジュアルデザインを持っており、「Aurum」はゲームビジュアルデザインをよりファンタジー方面に転換せざるを得ませんでした。 Paladinsの最初期のチャンピオンであるフェルナンドやピップ、イヴィーなどの見た目が少しSF風であるのはその事の名残りです 「Aurum」はそのまま開発を続け、遂にプロジェクトをほぼ完成させ「Paladins」となり、2015年にアルファ版がリリースされました しかし、時は既に遅く「Over Watch」が既に市場で有名になっており、「Paladins」は苦いスタートを飾ることになりました 日本を含め、「Paladins」が「Over watch」程の人気がない要因の一つでもあります