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ネストリウス派は三位一体説を否定し、キリストの神性を否定した為に異端とされた、と教会での教理の学びで教わったのですが、だけどよくよく調べたらネストリウス派は大筋では三位一体説を肯定してはいたものの、どうやら部分的な解釈の違いが問題視されていた様なのですが、その部分を調べても今ひとつ、よく分かりません。教えて頂けたらと思います。また、一部の教会関係者の中にはネストリウス派を異端とせずに名誉を回復させるべきだと主張される方々がおられる事についてはどう思われますか?

この質問は鋭すぎる質問だなあと思いながらお読みしました。また繊細な回答が求められる難しいご質問だなとも。 ネストリウス派がいかなるものだったのかを一般論以上に僕が語るのは不適切な気がします。ただご質問にある指摘というのは全くわからない、ということはありません。 これはネストリウス派の排除に限らない一般論ですが、キリスト教の特に国教化してからのこの頃のこういった会議というのは、単純に神学議論という性質だけではなく、大いに政治的な力学が働いた会議でもありました。 つまり神学的な妥当性や正当性、議論の果に決まるというより、政治的な力学や要求によって排除や信条が決まってきたという面があることはおそらく専門家の一致した見解だと思います。 つまりネストリウス派が聖書の読み方が歪んでいて、それを排斥した人たちが正しい聖書の読み方だったから、ネストリウス派排除になりましたとは必ずしも言えないわけです。 そういう背景を鑑みれば、排除されたネストリウス派に対する名誉回復(?)というか和解がなされるべきでは、というご意見が出てくるのはわからないではないです。 ただそれが具体的にどういうことになるのか、というと、ちょっとよくわからないですね。無学なので、わからないです。

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