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マザーボードの電源周りの謳い文句で16フェーズや24フェーズなどがありますが、数が多ければ多いほど何かが良いのはわかるんですが、何が良くなるのでしょうか。

「フェーズ」は何をしている部品なのかイマイチしっくりきません。

32フェーズや64フェーズがあっても良さそうなのに、そこまで多いものは見たことがありません。多すぎるのも良くないのでしょうか。

アスロックさんに限らず8の倍数であることが多いのも気になります。

【長文注意】ブックマーク推奨、拡散希望 多ければ多いほどCPUに供給できる最大電力が増えます。 そして熱分散できるので発熱の密度を薄くできるメリットがあります。 ただ、24フェーズはぶっちゃけかなり過多です。OCしてやっと効率でるかも?くらいです。 フェーズというのはCPUに電力を供給する部品の総称ですね。 PWMコントローラー→パワー半導体→チョークコイル→コンデンサ この4つで1セットで1フェーズです。 1フェーズあたりの性能もかなり大きく変わるので耐久性や性能が大きく変わります。 具体的な例を出しますがSPSとかDrMOS搭載とか書いてあるとおもいますがそのあとに110Aとか80Aとか50Aとか書いてあります。これが1フェーズあたりの供給能力になります。 110Ax2V=220W最大供給できます なので1フェーズあたり最大値で220W供給できる能力となります。 しかし、効率を考慮すると能力の20~30%で最高変換効率となり、発熱と、性能のバランスが最適になります。今回は例なので20%で計算すると1フェーズあたり44Wほど流せると効率が出ます。 それが24フェーズあるとなると1056Wとなります。 i9のCPUをフルブーストで回してもせいぜい380Wくらいしか使ってくれません。液体窒素使ってバッチバチにオーバークロックしても 600~800Wくらいしか使わないので、これ意味あるんか??? 積み過ぎやろ!!って思う人もいるでしょう。 ぶっちゃKE、低発熱とロマンくらいしかメリットがないです。 じゃあなんでつくるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ってなるとおもいますが、PWMコントローラで制御できんだから最大値載せたいだろ!!!!!!!!!って感じです。 あとはマーケティング的な要素ですね、発熱低い方が性能がいいと見せるメディアが多かったりするのが要因かなと。 なので24フェーズでも過多なので32.64フェーズとなると余計無駄なと載せるスペースもないというところですかね。 あとは部品点数も増えて偶発故障率があがる、コストも増大と、まぁ現実的にみるとメリットがないので、CPU電力に合わせて最適なフェーズ数載せておけば故障率下がる、コストも下がるっていいことばっかりやん!っておもったそこのあなた、CPUの電力などは決まっているので計算で算出できますので算出して作ったマザーボードがSteelLegendseriesです。 じゃあ具体的に計算すると 先ほどi9のフルブーストで380Wくらい最大使うと記載しましたが 最強効率+耐久性(耐久性は余談なので下に書きます) Z790SteelLegendWIFIは16フェーズの60ASPS搭載となってます。 16フェーズ×60A=960A 960A×2V(パワー半導体にぶち込む電圧)=1920W(最大供給電力) SteelLegendですらこの供給能力化け物。 で、効率理論値算出20%と計算値として出すと384W はいキターほぼ理論値。 Z790とハイエンドチップセットなのでi9で設計しているというのがわかりますね。 じゃあi9以外は使っちゃダメなの?ってわけではないです。i9でしっかり効率出せる性能、供給能力があるのでそれ以下のCPUを載せてもよいということですね。i7,i5で最大効率だしてええって人はB760やZ790のフェーズ数のより少ないMBを選択するといいでしょう。 そして耐久性の話ですが、MBで使われているパーツで一番寿命が影響するパーツがコンデンサってやつです。これはとっても熱に弱いパーツです。爆熱の昨今のPCパーツにおいて最悪の組み合わせなのですが、電力をきれいにするためのなんというか電気の浄水器みたいなパーツなんです。熱にクッソよわいんですけども。105度で5000時間 6か月くらいしか持たないです。(10度2倍の法則) ですが85度で使うと2.2年くらい使えるので熱を下げれば長く使えるのでFANをぶち込むというのは大切。フェーズ数を増やすという設計コンセプトもよいでしょう。 ただ、SteelLegendが化け物なのが同価格帯マザーボードだと105度5000時間ってスペックの高耐久コンデンサを使ってますが!! SteelLegendは105度2万時間品という化け物(サーバーとかでも使ってないレベル)を特注してます。(そして20度10倍の法則品) 5000時間品は85度だと2.2年くらいの理論値寿命ですが SteelLegendの2万時間品を85度環境で運用するとなんと22.2年!! いやいやwwwwwやりすぎでしょwwwwwwwwwwって話ですけども、そういった特注品をぶち込みまくってます。 厳密いうと22年だけど、経年劣化考慮して最大15年となるので1フェーズあたり15年もちますけど、偶発故障率を計算すると数が多い方が故障率が上がるので15年運用するのはもっと低発熱環境下で経年劣化しづらい温度、湿度変化が少ない環境出ないとこんな長く持ちません。 なので15年持つ使い方は相当限られていくとおもいます。こんだけいいパーツつかっても10年持たせるって大変なんですよ。 なのでこまめにバックアップとって性能不足したら買い替えを推奨しております。 理論値だけでいうとこんなかんじです。ただ、ロマンで俺はこのデザインがすきだ!!!!!!って人は関係ないです。i5CPUでTaichi使うのもありです。∵カスタムPCは自由だから!!!!!!!!! ・ちょっとでもいいねとおもったらRT、フォローしてください。モチベが上がります。 ・ASRock Japan公式Youtubeチャンネルで詳細解説もしてます。よかったらチャンネル登録してね。 ・質問内容をそのままGoogleに入力してそれでもわからなかったら聞いてください。 ・質問が返ってこなかったら同じような質問が過去あったはずなのでチェックしてみてください。 ・ファンレターはちゃんと読んでます。いつもありがとうございます。励みになりますが回答は控えさせていただきます。 ・どうしても質問箱に投函するときは目的と用途等細かく書いてね。 ・未来の製品に関係する内容は答えられないです。 ・BTOPC関連はその購入したお店に聞いてくださいね。 ・製品トラブルの問い合わせは技術サポートに問い合わせください。 ・直接リプで聞ける人は直接聞いてね。 ・原口の知ってる範囲で答えてます

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