
なれるか?なれないか?については、当然「努力次第で0%ではない」が回答です。世の中に100%なんて殆どあり得ませんからね。 具体的な回答としては、質問者さんが今現在どのような立場か?に因ります。 最も大きくは「現時点で医師免許を持っているのかどうか?」です。 医師免許が無い場合、これからまず医学部に合格し、6年間かけて医師免許を取得する必要があります。 30代から大学受験は、それなりにハードルもあります。その上で6年間+研修医2年間(+大学院4年)となると、、、現実的にかなり長期戦となるため、かなりよく考えた上での行動をおすすめします。場合によっては、人生設計に大きな狂いを来す可能性があります。 正直、法医学者になることを強くはおすすめできません。 一方、もうすでに医師免許を持ち、臨床その他の分野でご活躍されている場合は、比較的法医学者になるハードルはそれなりに低くなると思われます。 まず法医学を一から学ぶために大学院に入る必要はあると思いますが、それも4年で済みますので、その間の経済的な問題が何とかなって、なおかつ本当になりたいと思うのなら、法医学者を目指すのも全然アリだと思います。 ただ臨床と比べてしまうと、法医学は色々と“至らない点”はかなりあります。「あの時(臨床医の頃)は、あぁだったのにー!」なんて思うことはしょっちゅうあります。 なので、医師免許を持っているとしても、本当に足を踏み入れるのなら、自分が学ぶ予定の法医学教室(大学院)を中心に、事前にその場の法医学者やその働きぶり、キャリア等をしっかり観察し見極めることを強くおすすめします。 ただ医師免許があれば、「法医学はやっぱり違ったな」と思って臨床に戻ろうとしても、今のところ、勤務場所やハイグレードなキャリアを求めなければ、普通に臨床医としてやっていくことはまだまだ可能のように思います。ですので、「このままモヤモヤした気持ちを持って臨床で働くより、一旦すべてを捨ててでも法医学者になりたい!」と強く思うなら、一度頑張ってもいいのかも知れません。 結局は貴方自身の問題です。むしろ貴方の気持ちが100%と言っても過言ではないでしょう。 しっかり考えた上での行動が良いと思いますよ。 むしろ、もしこの私の回答で左右されるくらい気持ちが揺れているのなら、止めた方が良いと言えるかも知れませんが…。
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