イーコールは、レムリア文明の神王レムスが原始胎海の水から精製した黄金の液体です。知恵と記憶を保存して肉体を超えた永遠の命を授けるとか、魔像の中に流れる血だとか色々なことが言われていますが、詳細は不明です。また、レムリアの調律師ボエティウスはイーコールを使って悪龍スキュラを封印したそうです。未実装エリア「ペトリコール(Petrichor)」は「石(Petra)」と「イーコール(Ichor)」が語源だと思われるので、そこでより詳細が判明するかもしれません。 主なテキストをまとめておきます。 (無垢な海の苦杯) 伝説によると、最初の僭主が原始の海に来た時、水国の先主は彼に一杯の水を与えたという。その後、彼は独断の神王となり、その水から不思議なイーコールを精製し、強くて輝かしい帝国を築いた。 (無垢な海の酒盃) どのような帝国が千年にも続けられるだろう?龍の国から帰ってきた後、僭主はそう考えた。 不朽なる石と、原始の水から抽出されたイーコールを組み合わせ、黒い鉄のように固い種族を作り上げた──魔法の石を皮膚に、イーコールを血に。それから、野蛮に戻る呪いを恐れることはもうない… (無垢な海の金盃) 沈んだ都の僭主が黄金楽章の最後の一曲を奏でた時、王に寵愛される楽師はイーコールがたっぷり入った金盃を盗んだ。神王の愚かな裏切りに驚き、楽師は最後の衛兵を招集し、溶けないイーコールで悪龍を高塔の下に封印した後、王国と共に海底に沈んだ。 (純聖な雫の昇華) 傲慢な僭主はかつて、民に肉体を捨て、独立した永遠の命を手に入れてもらうよう、知恵と記憶を保存する、純水に溶けないイーコールを作ろうとした。 だが、精神と肉体の転換による苦しみは、凡人には耐えられるものではなかった。僭主の命令はボロボロの魂を引き裂いた… 多くの魂の慟哭により、イーコールは黒く染められ、調和を失った精神には、混乱と狂気だけが残されていた。 (純聖な雫の甘泉) しかし、イーコールを作った人間の主は、偉大な楽章と調和しない一切の不協和音を許さなかった。噂によると、調律師のボエティウスが行きつく場所に、甘露は埋め立てられ、帝国の橋は築かれ、純水精霊は跡形もなく消えていったようだ… (純聖な雫の精髄) これはかつて神王が完成しなかった偉大なる楽章──どこからともなく生まれた黄金のイーコールは、荒れ果てた原始の水に取って代わり、不死の智者の輝かしい秩序は、甘露のような啓示を隅々まで届ける。 しかし、神王の妄想はやがて深い海に沈み、黄金のイーコールも残酷な時間と共に原始の汁に侵蝕された… 調律師は凶兆を無視し、ボロボロな体を支えながらも、過去の秩序を再現するため、最後のイーコールで同胞に命を与えようとしていた…
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