失礼、すっかりdd、Foxのことを忘れていました。 ・デアデビル(前編) みんな大好きデアデビル。一昔前(といっても、派閥システムはおろか、アイザックの実装すらされていないそこそこの昔)までは、まぁ、カーク、キーラ、双子あたりの基本的なDPSを育てた次くらいに手を出す中級者に人気のヒーローだった感じです。 少し話は脱線しますが、デアデビルを使ったクラシックな物理高火力コンボとして、eddというものがあります。 エルミー・デアデビル・ドリアン の頭文字を取ってそう呼ばれています。これまた絶妙なシナジーを利用したものなので、デアデビルの性質を理解する最短の道は、eddのメカニズムについて理解することだと思われます。 というわけで、eddについて簡単に説明します。 まず、バフ(AF1バフ)のシナジー面から。エルミーがアーマー貫通バフ、デアデビルが物理攻撃バフ、ヒーラーであるドリアンもまた物理攻撃バフですので、物理攻撃チームとしては理想的な配合割合ですね。そして何よりも要となるアーマー貫通バフディーラーであるエルミーが、HPスキン追加前までは最小HPヒーローかつポジションはバトル開始時点においてアンドヴァリよりも前(かろうじてカークの後ろ)という極めて前線寄りであったため、即死の危険を度外視すれば、トリスタンの登場までは、最短でアーマー貫通バフを供給するという意味では極めて貴重なヒーローでした。 (今はHPスキン追加によって多少タフになりましたが、アルバノールと組み合わせることによってタンク運用をするという選択肢が生まれています) 一方で、もう一人のDPSであるデアデビルですが、アーマー貫通がカンストでも3190しかない、クリティカルヒット特化タイプの物理ヒーローであるため、これまたアーマー貫通バフの恩恵が非常に大きいということになります。ちなみに、ddのAF2は私がダントツの最低コスパAFと呼んでいる「戦士の規律」であり、現在の全58ヒーローの中でもジュー、デアデビル、セバスチャン、ヤスミンの4ヒーローだけが持つ、クリティカルヒット特化タイプの物理ヒーロー向けAFとなります。ヤスミンはニューヒーロー、セバスチャンはサポートタイプのヒーロー、ジューは主要ステータスが「力」の変わり種であることを考えれば、デアデビルこそが、元祖純正クリティカルヒット系物理ヒーローであると言えます。 さて、eddに話を戻すと、エルミーの独特な第1スキルの性質が、デアデビル、ドリアンとの間に更なるシナジーを形成しています。まずはドリアンですが、魔法ヒーローが物理攻撃バフを発動・付与されてもさしたる恩恵はないかに見えますが、アーマー貫通バフが乗れば話が変わります。魔法ヒーローとはいえ、基本攻撃は物理攻撃となります。ドリアンにはかなり自己犠牲的な味方の回復スキル(第2スキル)がある一方、自分自身の回復手段に乏しい、という弱点が実はあり、もちろん、ODHといった魔法チームに入っていれば、魔法貫通バフが与えられるため、第3スキルによる吸血により自身を回復させられますが、その代わり、せっかくの物理攻撃バフは(チームにネブラがいた場合、ネブラのブースト力を更に強化するといった間接的な形では貢献し得ますが)活かされないこととなります。といって、物理チームに入れると、今度は第3スキルによる回復が難しくなる、という点がジレンマとなりますが、エルミーなどによってアーマー貫通バフ・物理攻撃バフが与えられた場合、今度は「基本攻撃」による吸血によって、自身を回復させることが可能となり、この場合、持ち前の物理攻撃バフは、自身に対しても有効活用され非常に無駄がなくなります(第3スキルは活きなくなりますが)。 これが、エルミーがドリアンに与える恩恵ですが、ドリアンもまたエルミーに恩恵を与えます。はい、言うまでもなく、吸血オーラですね。並び順としては、エルミーの前線寄りのポジションは、本来、ドリアンのオーラ圏外なのですが、エルミーは第1スキルによって、自陣の後方へと飛び退くため、オーラ圏内に入ることができるのです。 では、これこそデアデビルの本質的な火力の鍵となるのですが、エルミーとの、バフ以外の面からのシナジーを見ておきましょう。デアデビル最大の武器は、第1スキル(5連射・ファフニールと組み合わせるにしてもやや中途半端)でも第2スキル (確定クリティカルヒット大規模範囲攻撃・セバスチャンと組み合わせると強力だが、敵中衛・後衛のスキルゲージを上げてしまうため要注意)でもなく、第3スキルと言えます(ヒドラ戦のような丸々2分を使う長期戦では第4スキルの攻撃力漸増効果も重要になってきますが)。 -- デアデビルの後方に位置する味方が攻撃に成功すると、追加の基本攻撃を行う -- これはかつて文言が修正され「成功すると」に改められたのですが、要はこのスキルの発動条件である後方の味方の攻撃は、回避されたり完全にブロックされたり(ブラインド系スキルによって)ミスとなったりした場合は適用されない、という裏設定が明文化されたに過ぎません。文言の修正ということなら、後方の味方が「基本攻撃」に成功すると、という条件こそ明記するべきであると個人的には感じます。 (そしてその発動条件となる攻撃も、それによって追加される攻撃も「基本攻撃」であることが、アルバノールによって完封されかねない弱点ともなるのですが) ともあれ、このスキルによって、基本攻撃回数が何倍にも膨れ上がり、最高頻度で基本攻撃を行える、という点こそが、デアデビル最大の強みとなります。 基本攻撃回数が増える、ということは、もちろん攻撃の手数が増えて敵への与ダメも上昇しますが、それ以上に、基本攻撃を1回行うたびに、(A&L以外の)ヒーローはエネルギーを10%獲得する、という原則こそが大きな意味を持ちます。 これにより、サトリの餌食とはならない正攻法の形で、デアデビルはエネルギーを急速充填でき、高頻度にultを発動、そして物理攻撃バフを何重にも重ねられる、これこそがddチームの怖さに他なりません。 はいはい文字数
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