デルマイユ侯爵はロームフェラ財団のトップと言うだけで 前線で指揮をする役職ではありません。 あくまで彼は命令を出し行動指針を決めるだけで 戦略を練ったり作戦指揮したりは専門の役職の者が行います。 似たような組織体型の敵が出てくる コードギアスなんかを観ると分かりやすいですね。 トップであるシャルル皇帝は指示を出すだけで、周りがそれを叶える為に尽力します。 デルマイユ侯の目的はロームフェラ財団による支配を維持するという 領土から搾取する貴族らしいものです。 ただトレーズとリリーナの登場が彼の目的を邪魔しました。 トレーズはロームフェラ財団の軍備から独立した部隊スペシャルズを新たに立ち上げ 華々しい功績とカリスマにより OZと言うトレーズをリーダーとした勢力を作ってしまいました。 そしてロームフェラ財団の力と支配と言う姿勢に反するサンクキングダムの完全平和主義 この考えに賛同する者達が現れ始めたので1度は国ごと滅ぼしましたが リリーナがサンクキングダムを復興させてしまった事で 再度ロームフェラ財団の支配体制に影が落ちます。 デルマイユ侯としては トレーズにデカイ顔をさせる訳にも、サンクキングダムを認める訳にもいきません。 なのでデルマイユ自身が赴き サンクキングダムを降伏させる事で力を示しつつ、驚異を排除しました。 この後トレーズも失脚したので パワーバランスは一気にデルマイユに偏りました。 ただ欲を出したのが彼の落ち度です。 デルマイユはリリーナを形上のリーダーにする事によって 人身を上手く先導しようとしましたが リリーナが想像より人望があった為に彼の目論見は崩れたのが事の顛末です。