
2019年11月17日、進撃の巨人展を大阪はひらかたパークまで観に行った。この世界は残酷だ。展示はとてもすばらしく、私は東京へ帰る新幹線の座席に身体を埋めて満足感に浸っていた。 京都駅を過ぎた頃、いつも通りiPadでNetflixを開いた。30歳を過ぎてから移動中に睡眠を取ることが難しくなっている。疲れた身体と寝付きの悪さに眉をしかめ、オススメリストから適当にダウンロードしておいた『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』を観始めた。それが全ての始まりだった。 「観た」ではなく「観始めた」と書いたのは、大阪→品川間の移動時間に全12話ある内の5話までしか観られなかったからだ。が、そんなことはどうでもいい。とにかく新幹線内で第5話まで一気に観た。「これはやばいものを観てしまった」私は完全に興奮していた。 心ここに在らずの状態で品川駅に降り立ち、在来線に乗り換えると最寄り駅までの車内で第6話を観た。「念のため」と思い、iPadに第7話までダウンロードしていた昨夜の自分にどれだけ感謝したことだろう。 自宅に着き、気もそぞろに荷を解くと部屋着に着替え布団にもぐりこみ、残りの第7話〜第12話を一気に観る。正直、興奮のあまり記憶は曖昧だ。 第12話を観終わったのはちょうど日付が変わる頃で(Twitterにログが残っている)それまでに、有能な水先案内人である友人から「その続きは劇場で限定公開している」「第一章、第二章は上映終了しているが有料配信で観られる」「第三章は11/29(金)から劇場公開する」などの有益な情報を得ており(本当にありがとう)その晩は、次の日の定時退社を固く心に決めて速やかに就寝した。 次の日、帰宅してからの流れは完璧だったと言わざるを得ない。洗濯機を回しながら風呂に入り、手早く野菜スープを作ると、Amazon Prime Videoで『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章』をレンタルする。もちろん昨夜観た『邂逅』の続きだ。劇場で観られなかったのは非常に残念だが、第一章、第二章を配信で観れば第三章の劇場公開にはまだ間に合う。この作品を映画館で観られるだなんて最高だ。 星乱第一章を観たこの夜の記憶もまた曖昧だ。とても興奮していたことは確かである。とにもかくにも「このまま第二章が観たい」という気持ちを押さえつけ、速やかに就寝した。十分な睡眠なくして、明日の定時退社をキメることは叶わないとの判断の下だ。ヤン・ウェンリーでもそうすると思う。 次の日、突然のトラブルで小1時間ほど残業を強いられたものの、めでたく『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第二章』を観終わって今、これを書いている。ここまで長々と書いた文章を読んでいただき、ありがたい気持ちでいっぱいだ。 (2019.11.19) (このあと何も知らずに三章を見る→例のシーンに頭を抱える→気を取り直して原作読む→7巻で虚無の顔になる→ズブズブズブズブ……という流れです😇)
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