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新6年生のSAPIX偏差値45の女子です。
以前算数に関するご回答を頂戴し、算数は偏差値が30台から45前後に安定しました。この場をお借りして御礼申し上げます。

5年生では4教科の成績は常に安定していたものの、なかなか偏差値50以上になりませんでした。
塾の指示通りテキスト問題は全て解いており、翌週、翌々週にも反復練習もしております。

マンスリーテストやサピックスオープンの採点をしますと、解き直しでは簡単に正答出来る問題が算数、理科、社会で毎回各20~30点分程出てきます。

初見で解けないことに対し、塾に相談しながら一年間取り組んで参りましたが大きな変化はありません。
テキスト問題の正答率は80~100%、授業前テストは60~80%くらいです。
時間配分も極端に足りないという訳ではありません。
算数の計算ミスや勘違いは多くて1~2問、理科社会の知識不足や暗記不足はもう少し多いです。

子供曰く、テキストと違う聞かれ方をされたり、表現を少し変えられると、全く知らない問題だと感じるようです。  
初見で解ける問題を増やすために、テキストの反復以外に何か出来ることはあるでしょうか?

親の目から見ても1日も手を抜かず頑張っておりますので、どうにか偏差値を上げる手助けをしたいと考えております。
お知恵を拝借出来ますと幸いです。

算数の成績がしっかり伸びてよかったですね!基本的な勉強方法がしっかり身についたということだと思います。 ご質問の初見の問題が解けないということですが、考えられるのは、問題を覚えてしまって根本を理解する学習ができていないということでしょうか。授業前テストの点数は偏差値的には想定どおり、時間配分が問題ないとのことで、気になるのは授業前テストの復習ができているか、問題演習量が足りているかといったところです。 マンスリーは該当範囲の復習のテストですが、それでも問い方を変えることで本質的な理解ができているかを問うようになっています。組分けなども同様です。初見の問題で解ける子というのは、習った解法や知識の当てはめができるわけですが、できない子との違いは原理原則の理解度、あてはめの能力です。前者の原理原則の理解が浅い子は往々にして問題ごとに解法を覚えてしまっていて本質の理解ができていないことが多いです。テキスト反復で解けるようになっても、なぜその答えになるのか説明させて、理解できているか確認するとできないことが往々にしてあります。 後者のあてはめ能力に関しては、習った解き方や知識の活用の能力ですが、本当に優秀な子を除き、演習量を増やして身につけるしかありません。反復も大事ですが、多くの問題に触れることで「初見」が減り、習ったことの活用方法が体感できるようになってきます。算数の苦手分野についてはBASICなどで演習量を増やすなどの対策が必要です。解き直しも大事なのですが、一旦問題量を増やす方向にシフトしてもいいかもしれません。 一方、気になるのはテストの後の解き直しでは解ける問題が多いという点です。家では解けるということは、本当に時間配分に問題ないのか疑問の余地があります。理科社会で20点分の差が出るというのは知識をストレートに問う問題以外でのことだとしてもちょっと多いなという印象です。いわゆる難問ではなく、特に偏差値50前後のお子様が解けるべき問題でのことだとなおさらです。時間配分に問題があるのか、緊張して問題を読めていないなど精神面での事情があるかもしれません。ご家庭でも制限時間を意識したり、緊張感を高めた状態で解いたりする訓練をしてみることも大事です。 4科目で安定しているということは素晴らしいことで、反復やテストの見直しなどしっかりできているのは素晴らしいことです。 焦らず、地道に各単元の定着させ、その積み重ねを図っていただければと思います。

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