ガイアとコロタールの血縁関係についてははっきりと言及されておらず、不明な点が多いです。 ガイアとコロタールは「アルベリヒ」という名字を共有しており、またダインスレイヴはガイアを「アビス教団創立者の末裔」と呼んでいました。このことから、ガイアはコロタールの子孫であると推測されます。ガイア、コロタール、カリベルトの関係性については、色々な仮説があります。ガイアをコロタールの別の子供の子孫だとする説だけでなく、最終的に呪いが解けた（可能性のある）カリベルトの子孫がガイアだとする説もあります。コロタールと他のカーンルイア人女性との間に子供がいた可能性はもちろんありますが、今のところそれを示唆する証拠はありません。 一方、「残像暗戦」イベントにてガイアの父親らしき人物が残した筆記に「アルベリヒ一族は王家の血を引かないが、エルミン王の代わりに摂政を務めた」という情報がありました。蒼漠の囿土のカーンルイア遺跡にある「掠れてよく読めない告知文」には、白鵠騎士の元帥アンフォルタスがエルミン王に代わって臨時摂政を務めることが書かれています。そのため、ガイアがコロタールの子孫だとするのはダインの勘違いで、ガイアはこの元帥アンフォルタスの子孫なのではないか、とする説もあるようです。 なお、アンフォルタスは遺跡巨像の「謎めいた記事」で左目を失ったと書かれているため、コロタール本人ではないでしょう。ただコロタールも宮廷貴族であったのは確かなので、アンフォルタスの息子や親戚であった可能性はあります。つまりアンフォルタス-コロタール-ガイアという血縁関係があるのかもしれません。 しかし、もしアルベリヒ一族が王の摂政を務めるような一族だったのなら、ダインスレイヴも当然そのことを知っているはずです。アンフォルタスの生存を知らなかったとしても、「アルベリヒ」の名を耳にした時点でコロタールの子孫だと決めつけた何らかの理由があると思われます。そのため、私はやはりガイアはコロタールの子孫だろうと考えています。 なお、ガイアが純粋な血統のカーンルイア人か否かといったことはこれらの仮説の可否に影響しないと思います。アンフォルタスにせよコロタールにせよ、その子孫が数代続いている可能性が高く、カーンルイア滅亡後の時代においては七国の民の血が入ることは避けられないと思われるからです。