すべてが魅力です。主にジト目によるそのクールな印象の見た目とはそぐわないかませっぷり、残念さが得も言われぬエモさを引き立てています。れんちょんからは「ひか姉だめだめなんなー」と言われ、なっつんからは「うわ情けない」と言われる始末。本当に最高です。特にお年玉の回(これはひか姉の魅力が詰まっている素晴らしい回なのでみなさん目を通しておきましょう)でひたすら金をかき集めんとするその姿勢にただただぼくは感服するばかりでした。妹にマジでドン引きされるひか姉、めちゃくちゃいいです。やっぱれんちょんにドン引きされるとひか姉の魅力が際立たされますね。というかひか姉は存在するだけでもう面白い。でもたまに見せる女子力には惹かれてまうんですよね。学校帰りにクレープ食べようとしたり(食べれてないけど)。普段ちょっとクールめの服装しておきながらの沖縄で見せた黄色いワンピースみたいなあの服めちゃくちゃ好きです。大人の女性っぽくてよい(これは「ひか姉が着ている」というのがミソ)。 それと子供組とはよく遊んでいながら、大人組としての行動をしている、子供組と大人組の間にいるようなポジションも非常に魅力的です。沖縄に行ったときはその様子がよく見られましたね。子供組には信用され(？)同じ部屋になりつつも、かず姉がダウンしたときの世話役にもなっていました(そのポジションのせい(？)でカップ麺ふたつ食べたり雑魚寝になってたりしていましたが)。最新刊の13巻(この巻はひか姉の魅力に溢れている素晴らしい巻なので人類は熟読しましょう)ではこの「子供組のひか姉」と「大人組のひか姉」をどちらも味わうことができる非常におトクな一冊となっています。ちょっとこまちゃんから引かれてるのもいいですね(なっつんと謎ポーズをとったときのことです)。やっぱりなっつんと遊ぶひか姉はひと際輝いて見えます。なっつんのよきツッコミ役ですね。13巻一番の見どころは寝ちゃったしおりちゃんの面倒を見て「お姉さん」になろうとするれんちょん…の姿を姉として一歩引いて見るひか姉の姿だと思います(このコマにひか姉をぶちこんだのはあっと先生の勝ち)。この時ひか姉は今までで一番れんちょんの「姉」として表現されていたのではないでしょうか。それまでが姉っぽくなかったというのもあるかと思いますが。飲み会の話では大人組としてのひか姉がよく描かれているように思います。そもそもなんでお前夜の飲み会に参加してるねん、高校生やろがい。ひか姉は何かと世話役になっていますね、れんちょんを寝付かせにいくひか姉がお気に入りです。ぼくもひか姉と飲み会したい。ちなみにこの回の締めの「はよ寝ろや」はとても汎用性に富んだ画像として使えます。 ちなみに、ひか姉との距離感の話ではなっつんがよく挙げられますが、個人的にはかず姉れんちょんとの距離、宮内姉妹の中でのポジションがお気に入りです。実家を離れる真ん中っ子…これは自分の話になりますが、ぼくも高校一年のときはそれでした。そこでかず姉が電話した時も「うん」しか言わないの、最高ですね(わかる)。「こあくまメレンゲ」ではひか姉の東京生活が描かれていますが、ひか姉はのんのんびよりと比べてキャラがちょっと違います(小5のときのひか姉にやや近いかもしれない)。これはひか姉が「東京で見せる姿」と「地元で見せる姿」を使い分けているものだと捉えています。実際はそうじゃなくてもそう捉えた方がエモいと思うのでそう捉えます。これは自分も実際そうでした、実家を離れると家族や地元の友達には見せない顔をするようになります。おそらく自分はひか姉にその心境を重ね合わせたくてそのように捉えようとしているのかもしれません。(なので自分はこあくまメレンゲのひか姉とのんのんびよりのひか姉は完全に同一人物として考えています。) 関係ない話ですがひか姉の中学時代って描かれたことないですよね。あの制服姿のひか姉を見てみたいです(たぶん似合わない)。あと髪型が変わったのも気になる。 なんか文が乱れてきたのでそろそろ〆ようかと思いますが、最後にこれからのひか姉の妄想を語らせてください。たまに挟まれる過去回(小５のときと小１のときの)を見るに、ひか姉はたぶん頭がいい、と思います(とは言ってもれんちょんには及ばなさそう)。勉強とかそんなちゃんとやらなくてもテストは点数取れる。たぶんホイって感じに高校も受かっちゃったと思います。センター試験とか普通に勉強したら770点くらい取ると思う。ここで自分が期待するのは大学受験です。おそらくひか姉は大学進学は視野に入れています(希望的観測)。そして落ちます(希望的観測)。その後ひか姉はどうするんでしょうねえ。夏コミの申込書を手が滑って買ってしまっているので、このへんをネタにしようかなっていま思いました。ぶ先生の次回作にご期待ください。それでは。