
初めまして。ご質問ありがとうございます! まず1点目のご質問についてです。 未経験者の転職市場では、一般的に若い人の方が採用されやすい傾向があります。特にIT業界では、30歳を超えると完全未経験からの転職は難しくなり、35歳を超えるとさらに厳しさが増します。企業側としては、未経験者を一から育成するには時間とコストがかかるため、できるだけ若い人材を採用したいと考えるケースが多いです。 そのため、現実的に考えると、未経験のまま転職活動を行うよりも、現在の職を続けながら、部署移動など実務経験を積める環境を探したり、確実に経験を積めるIT企業をじっくり見極めて転職される方が転職活動の成功確率は高まると思います。 質問者様の場合、LPIC-2やAWS-SAAを取得されている点は強みです。独学でこれらの資格を取得できる人は少なく、努力できる人材だと評価される可能性があります。資格を取得していることを強くアピールしつつ、現職のご経歴においてIT業界でも生かせそうなスキル(顧客折衝・マネジメント・可能であればITスキル等)を整理しておくと良いです。 続いて2点目についてです。 AWSの構築案件は、未経験者にとって非常に狭き門です。これは、AWSの構築業務の人気が高く競争が激しいためです。ご自身のライバルは未経験者ではなく、オンプレの経験を積んだ中堅クラスのインフラエンジニアだと思っておいた方が齟齬がないです。そのため、いきなりAWSの構築案件に入るのは現実的ではないと考えた方がよいです。 ただし、未経験からでもAWS構築に携わる道はあります。そのためには、以下のような段階を踏むのが現実的です。 1. サーバー運用・監視業務でOSやネットワークの基礎を学ぶ(Linuxサーバーの監視、障害対応など) 2. 設定・自動化業務でコマンド操作に慣れる(サーバ保守、スクリプト作成など) 3. オンプレミスのインフラ構築案件で手を動かす経験を積む 4. AWSの移行・運用案件に携わり、クラウド環境を学ぶ 5. AWSの設計・構築案件へステップアップする このように、オンプレ/クラウドにこだわらず、まずは運用・監視などの経験を積み、徐々に構築へとステップアップするのが現実的です。設計構築の経験を積んだ後に、オンプレからクラウドにスキルの幅を広げることは比較的容易です。 また、例外的にSES企業でチーム参画を推奨している場合は、先輩エンジニアと一緒に案件に入り、比較的早い段階で構築経験を積める可能性があります。ただし、そのような案件に巡り合えるかどうかは、企業選びとタイミング次第になります。 まとめますと、35歳未経験からインフラエンジニアへ転職することは決して簡単ではなく、相当な努力と戦略が必要です。ただ、質問者様のように資格を取得し、すでに学習を進められている方であれば、正しい方向性で経験を積めば可能性は十分あります。焦らずに、確実に経験を積める環境を探し、少しずつキャリアを前進させていくことが重要です。 追加のご質問があれば、いつでもお知らせください!
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