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毒親ということは、遺伝の可能性のある脳機能障害があるということになり、それはとても恐ろしいことに思います。親子間の遺伝確率は50%と聞いたことがあります。また隔世遺伝の法則だと子には疾患が表面化しなくても、孫には高確率で出ると。このことを踏まえると、親を毒親と言えたり、自分を愛着障害と言える人の葛藤と勇気に頭が下がります。私はカウンセリングを受けてても言えないし、これからも言わないでしょう。はっきりさせることは昔から避けてきました。最近、先生の質問箱で自分は愛着障害であり、親は毒親であった、と明示される投稿を多く拝読し、強さに驚きました。そして自分の弱さを改めて感じました。

【お返事】毒親で問題になってくるのは、親が知的能力障害(境界知能を含む)の場合です。ここに焦点をしぼって考えます。 ■知的能力障害は遺伝するのか? 現在の研究で分かっていることは、知的能力障害には遺伝要因以外の原因も多いということです。つまり、必ずしも遺伝するとは限らないというのが結論です。 2022年現在、知的能力障害の原因はまだ解明されていません。知的能力障害の大多数は遺伝子の突然変異によるもの、という研究もあります。つまり、遺伝を否定する研究もあり、まだまだ予断を許さないということです。 親が知的能力障害でも子どもは障害のない場合も多いです。 一方で、知的能力障害のない両親から知的能力障害のある子どもが生まれてくる場合もあります。過去に家系をさかのぼっても、知的能力障害である人は見受けられないのに、子どもに発症する場合があります。 これらは遺伝というよりも、遺伝子の突然変異によるものと考えたほうが、いまのところは良さそうです。

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