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お、疑ってきた。いいぞいいぞ。 単体のうち、常温(25℃)で液体なのは臭素と水銀。これは確かに正しいよ。ただし25℃よりほんの少しだけ高い温度で液体になる単体がある。有名なのはガリウムとセシウムで、それぞれ融点が29.8℃と28.4℃。つまりこいつら、夏場だと外気温で融ける。でも化学でいう常温は25℃なので、常温で液体にはならない。ややこしいね。 ほかに低融点として知られている単体としてルビジウムもあるね。こいつの融点は38.9℃で、お風呂に入れたら融けるぐらいね(ただしルビジウムはアルカリ金属なので単体を風呂に投げ入れると水と激しく反応して湯舟が吹き飛ぶ)。 ちなみに元素本で融点をチェックしていると、フランシウムも低融点で27℃であると報告されている。ただしフランシウムは自然界には極めて微量しか存在せず(最安定核種の半減期が約22分)、ある程度の大きさの単体として得ることが難しい。こうした元素の単体の融点を、ガリウムやら水銀やらでいうところの融点と単純に同じものと考えていいのかどうかは結構微妙なのでそこんところ注意。
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