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(1) 王水中では塩酸と硝酸が3:1の比率で反応して酸化力がめっちゃ強い「塩化ニトロシル」という物質が生成します。3:1はここからきています。 (2) 3:1からずれていくと塩化ニトロシルの生成量が減るので王水としては弱くなっていきますが、塩化ニトロシルの生成が止まるわけではないので、適度に王水の性質を保ちます。加えて、増やした方の化学的特性が強く現れてきます。濃硝酸や濃塩酸はそもそもが有用な溶液なので、そういった(王水の比からずれた)溶液にも用途があります。有名なのはそれぞれ比が逆転した「逆王水」で、塩酸と硝酸を1:3で混ぜます。この場合、硝酸の性質が色濃く出ており、黄鉄鉱を処理して硫酸イオン化する際などに利用されます。
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