難しいですね。 私なら、と考えた時、多分、警視庁を選ぶと思います。 色んな意味で、日本警察の最先端は警視庁だと思うからです。 新機器や新システムの導入など。 また初任給の金額面や警察官の総員数、国の警察に割り当てられる予算額も違います。 ただ、一つ落とし穴があります。 完全分業制です。 これを意味するところは、一人一人の警察官の個人戦で考えると、格の違いが出てきます。 例えば、管区学校などで主席あるいはトップ10で成績を鑑みたとき、必ずしも警視庁では無いという事です。 事実、ここに拮抗しているのは埼玉です。 つまり、学ぶつもりの無い者、向上心の無い者は、一生地域のまま終わる確率が多分にあります。 これはどこの都道府県でも同じでは無いのか？という疑問がありますが、それは間違いではありません。 ただ、一万越えの警察官の在籍する組織と、数千の警察官の在籍する組織とでは違いがあります。 警察官の数が少ない、という事は、例えば刑事事件や交通事件など専務の領域で手を出せることがありますし、それによってアピールも出来ます。 専務もある程度は地域にやってもらわないと手に負えないからです。 そう言った意味で、管区学校に入った時の犯罪捜査やその書類に警視庁の警察官より長けている場合が多々あるのです。 「え？そんなことまで知ってるの？」とか「その書類ができるっていう事は刑事経験者ですか？」みたいな。 神奈川を選ぶ理由があるとすれば、その点大きいです。 あえて、虎穴に入る、という感じでしょうか。 また、地元という事で外様では知り得ないような事を知っているという利点もあります。 「この道を北上して逃げたという事は、きっと〇〇に出るはずだ(〇〇に逃げ込んで潜んでいるかもしれないなど)」 こう言った自分の年齢＝この街の歴史という利点です。 さて、貴方はどちらを選びますか？