
簡単に区別すると、 Brickwall limiter = サンプルの値が0dBFSを越えないようにするもの True peak limiter = サンプル間を補間した曲線が0dBFSを越えないようにするもの です。 リミッティングによる歪みを最小に抑える上で、True peak limiterが0dBFSを越える前後のサンプルにも作用しなければいけなかったり、場合によっては0dBFSを越えるサンプルがひとつもなくても処理を加えなければならないことは容易に想像できるかと思います。 そのため、True Peakリミッタの方が作用する範囲が広く、ひいてはサウンドへの影響も大きいというのは以前から言われることですし、タコ耳の私でも同意するところです。ある意味、最も音楽性を考慮しないプロセッサのひとつともいえます。 質問者さんのおっしゃるとおり、 -8LUFS/TP 0dBFS -11LUFS/TP -3dBFS はサウンドとしては同じです。 ご理解の上でお尋ねのものと想像しますが、後者の方がTPリミッタの代わりにBrickwallリミッタを使用できるヘッドルームがあります。 ◇蛇足と余談 「-8LUFS/TP 0dBFS」「-11LUFS/TP -3dBFS」を比較する際に、前者の方がS/N面で3dB有利という考えは可能です。 ただし、これが真であるためにはリミッティングにより生じる歪みがS/Nにどの程度影響するか、またリミッティング前のS/Nがそもそもどのようなレベルであったかも考慮しなければいけませんが、その点が見落とされがちであるように思います
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