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メモリースポーツは世界記録と日本とで倍以上の差があったりするのはどうしてでしょうか? 長距離のものが多いから差がつきやすい? 変換速度に差があるのは日本人の特性や生まれなどは関係していますか?

日本人で世界に立ち向かえる選手がいないからという単純な理由です。世界と戦えるのはWMSCルールのアブストラクトイメージと、メモリーリーグのimagesとnamesくらいだと思います。その他の種目は日本記録がほとんど世界記録の半分以下です。長距離系は特に差が大きいですね。 変換速度に差があるのは練習量が足りないからでしょうね。日本人の特性が関係するとすれば、語呂合わせを作る文化がある故に、どうしても言語化してしまうということがあるのかもしれませんが、その壁は中国人選手を始め色んな選手が突破しているのでそこまで関係ないでしょう。「日本人だから」変換が遅いのではなく「練習量が少ないから」変換が遅いのだと思います。まぁ変換が速くなったからと言ってスコアが単純に伸びる訳でも無いですが。 こうなってしまっている原因はたくさんあると思いますが、端的に言えば「圧倒的競技人口の少なさ」ですかね。もっと広く言ってしまうと「マインドスポーツだけで生活しにくい日本の環境」とか「詰め込み教育に対する嫌悪感の蔓延」みたいなところに行き着くんでしょうか。 とにかく競技人口が少ないです。競技人口が少ないので、そもそもその中から「世界記録を出してやろう!」と熱意を持つ選手が少なく、さらにその選手の中で「世界記録のために生活の大半を競技に捧げられる環境にある人」は本当に少ないです。海外ではそういう人がたくさんいるので、そりゃあ世界記録は伸びるし、日本記録は追いついていけないです。しかも、日本人選手でその「時間や経済的な制限が無く、世界記録を本気で狙いたい」となったとしても、日本語で得られる有益な記憶術やメモリースポーツの情報も少ないですし、国内にライバルがいないのでモチベーションを保ちづらく、周囲からの理解も得られにくいので絶望的でしょうね。 ・・・というのが現状でした。 この現状を変えたくて色々やっているので、これから世界記録を狙える選手は出てくると思います。 じゃあ世界記録を狙いたいと思った選手はどうすれば良いかと言うと、 ・とにかく練習量を増やす(海外トップ層は毎日10時間とかしてる人もいるらしい) ・英語で海外の情報を手に入れる or 日本語に逐次訳してくれる人探す ・海外の大会に参加してトップ選手と交流する ・ライバルを作る ・遠征費や生活費を負担してくれるスポンサーを見つける活動をする  →そのためのコミュニケーションの勉強をする とこんな感じだろうと思います。なかなか厳しいですが不可能ではないと思いますし、将来日本人選手が世界記録をとることもあると思います。一番難しいのは「普及」や「講演」などをせず「競技の練習」だけに専念して生活を続けられる環境を作ることです。これさえ突破できれば後は練習するだけなので世界で通用する選手は出てくるはずです。

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