目標があるとやるべきことを把握しやすく学習効率が上がるのでとっても素敵だと思います。 おそらくですが製作図面をただつくることが目標なのではなく、計画ごとに異なるスパンや階高というパラメータを変更して「計画に合わせて繰り返し製作図を書くことができる」という状況が目標に近いのかなと思いました。 この目標に向けた話を回答とさせていただきます。 ghで製作図面作成をしたい方に対して、それに関する知見を言われて思う所は「何の製作図面を作りたいのか」という事です。 わたしは建築の中では構造畑の人間なので、製作図と言われると鉄骨製作図が一番に頭の中に出てきます。意匠設計者の場合は建具の製作図など様々かと思います。 なぜ製作図面の対象が気になるのかというと、対象によって複雑さが大きく変わり、計画が変わった際に製作図に書かれる内容が大きく変わるという事が考えられます。 例えば、製品化された建具の製作図であれば、製品の企画内でパラメータ(スパン・幅・高さなど)の変更が許される範囲が決まっていると思います。そのパラメータをgh内で変更できるようにすることで、計画が変わっても繰り返し使用できる製作図を作成できます。 しかし、鉄骨製作図のように、書かれる対象の種類が豊富でルール化しにくい場合には注意が必要です。 H型断面の柱梁接合部のように限られたケースであればよいのですが、H・円形・角型のように複数種類に対応できるようにするためには、ghでどう作るかの前に「どのようなルールで図を作成するのか」や「どこまで対応できるようにするのか」など考えることが非常に多くなります。 また、ルール等を考えていくと、果たしてghが一番適しているのかというソフトウェアの選定も必要になります。鉄骨製作図には専用のソフトがあるように必ずしもghが適しているのかという観点でも考える余地があるように思われます。 その上でghを採用する場合、複雑な条件分岐が出てくると処理の時間がかかるので、シンプルな対応範囲のコンポーネント配置を複数つくることも良いのではないかと思います。 2D図面であれば、曲線や直線に関するコンポーネント(Curveカテゴリ)を駆使して図を作成することができます。まずはCurveカテゴリのコンポーネントから触ってみると意外とスムーズに作成まで行けるかもしれません。
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