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日本人のロック、いわゆるjロックと洋ロックの違いをなるへ理論的に教えてください

ちなみにドンさんは洋ロック派ですか?

断然洋楽派ですが、邦楽もそれなりに聞いてます。 ジャンルを規定するのは基本的にリズムです。 ロックは8ビート。つまり、ハイハットシンバルを8分で刻みながら、2拍4拍にスネアでアクセントをつける。これが基本です。 ところが、Jロックはこの2拍4拍のスネアのアクセントが弱い、またはリズム自体がよく聞こえない曲が多い。 ですから、私の中ではJロックと分類されてるバンドの曲が、なんだか別のものに聞こえます。 1「2」3「4」…ではなく、 「1」2「1」2…のように聞こえる曲が多い。 ※ドラムだけではなく、メロディの符割、起伏に内包されているアクセントに注意して聞きます。 または、洋楽は「4」→1 のように、「フォーワン」と唱えながら「4」にアクセントを置いてカウントするとハマる曲ばかりである、みたいな説明する人もいますね。 ちなみに、「フォーワン」カウントは、ジャズのスウィングを構成する基本のグルーヴです。 対して、邦楽は殆どが「337拍子である」と。 洋楽「4」1「2」3… 邦楽 「1」23・「1」23・「1」234567・ 色んな曲を手拍子叩きながら聴いてみてください。 ある程度納得があると思います。 また、 基本的にロックは、 ブルース→ロックンロール→(ロカビリー)→ロック という成立過程を辿っています。 (リズムの話と最終的につながっていくのですが…)洋楽の場合、ブルースを起源としていることもあって、「コール&レスポンス」的に楽器と歌が構成されていることが多い。 ロックの祖先的バンドの中で、特にザ・フーとビートルズがブルース的要素を抜いてしまったので、洋楽ロックではその傾向がやや薄れていますが、メロディの符割などにその原型を残している。 一方のJロックは、基本的にまず歌メロありき。 AメロBメロサビ、のような歌謡曲的基本構成のメロディが先にあり、楽器隊は「伴奏」という形です。 特に売れ線でJ POPにも分類されるようなバンドは「歌謡ロック」と言って良いような特徴を備えています。 ギターにおいてはラドウィンプスやら米津玄師のロック風の曲でで16分のシーケースフレーズを1小説目の頭からピロリロと脈絡なく鳴らしていることがありますが、ああいう「コール&レスポンス」を何も考えてないような弾き方は洋楽ロックにはありません。 ダンスミュージックのシーケンスフレーズとも違うし、いったいどこから湧いてきたやり方なんだろう、と首を傾げております。 ちなみに、あまり好きではないし、音楽的に効果があるとも思えない。不思議です。 ボーカルなどの細かい違いを挙げ出すとキリがないのですが、やはり大きな違いはリズム、ビートということになると思います。 概してJロックはビートが弱く、ドラムの音がよく聞こえない、一音一音がハッキリしない、又は分離の悪い団子のようなミックスになっており、スネアの「タァーン」という音が立っていない。 飛び出てくるような音質で歯切れの良いリズムをパキパキと鳴らす洋楽ロックとは明らかに違う。 この違いはいったいどこから出てくるのか、ドラマーの間でもちょくちょく議論になります。 ヒップホップにもその特徴が表れており、2拍4拍をドカンと鳴らして(むしろそれだけでも)聞かせようとしてくる洋楽に対し、日本人は2拍4拍にあまり意識がないようです。 スネアのアクセントの前に「フラム」をなんとなく入れたりしてわざわざビートがわかりにくいような感じになってたりします。 なぜこうなるのか、というのは、「単に下手だから」と私は思ってますが、やはり(作曲段階からの)意識の問題だろう、と。 曲想とは別に、ドラムの演奏、ミックスの質の悪さには、何か海外行かなくてはわからない秘密があるのだろうと。 その「技術」が日本には伝わってないのだろう、と思ってもいます。 ドラムについては、例えば吉井和哉バンドで叩いていたこともあるジョシュ・フリースJosh Freeseのプレイを見てみてください。 また、マイケルジャクソンのバンドで叩いていたJonathan Moffetのプレイも個人的には衝撃的でした。 https://youtu.be/ctLu7-eid8g この手の話は、三日三晩でも足りません。またYouTubeなどでも話します。

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