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化学の世界では「常温(室温)」という言葉は「25℃」という意味で使われる言葉なので、ガリウム(融点約30℃)は「常温では固体」なんですよ。でも、現実問題、部屋の温度が30℃を超える日はあるわけで、その時には「部屋に置いてあるガリウムは溶けて液体になっている」ということをそのYouTubeの人は言いたいんだと思うよ。きっと平均気温が50℃くらいの星の化学の教科書には「ガリウムは室温で液体」と書かれているだろうね。ちなみにこの地球、特に日本の化学の世界では「常温」と「室温」はどっちも25℃を指すけど、薬学の世界では「常温」と「室温」に明確な温度の違いを定義しているので注意してね。たまに化学の世界でも定常状態の「0℃」やちょうど300Kになる「27℃」のことを常温という場合があるけど、それは特殊な場合だからあんまり気にしなくて大丈夫。 あとゴム状硫黄ってのは硫黄がたくさん集まったアモルファス(語弊があるけどポリマーみたいなもん)なので、分子量が一定じゃないから融点がバラバラなのよね。そして「ゴム状」という言葉通り、ドロドロではなく言葉通り「ゴム状」だよ。アモルファスは結晶を作らないというだけでれっきとした固体。代表的なアモルファスはゴムやガラスだけど、あいつられっきとした「固体」よね。
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