ご質問ありがとうございます！ 先に結論を言ってしまうと、 ①曽我啓菜選手（NEC）⇔ 田中瑞稀選手（JT） ②宮下遥選手（岡山）⇔ 野中瑠衣選手（日立Astemo） ③濱松明日香選手（久光）⇔ 渡邊真恵選手（PFU） トレード……いいですね。今のVリーグって、適材適所の逆の現象が起きてるというか、 単純な戦力の偏りもそうですし、似たような選手が同じチームに集まってしまうことが多いと思います。 なので、シーズン直前orシーズン中に移籍できる制度があるといいですよね。 ただ、リーグが盛り上がる…となると難しいですね。出場機会があまりない選手の移籍ならまだしも、そもそもチームの顔的な選手は、チームがなかなか手放してくれないと思うので。 それこそ古賀選手（NEC）⇔ 石川選手（東レ）とかが実現したらめちゃくちゃ盛り上がるでしょうけど、現実的ではないです。 それでも、今季の鍋谷・田原選手のPFUへ移籍は、割と理想的な形だと思います。PFU側からの移籍はなかったのでトレードではないですけど。 以下、盛り上がるかはさておき、考えたやつをいくつか挙げてみます。 ・曽我啓菜選手（NEC）⇔ 田中瑞稀選手（JT） 代表同士の大型トレードですね。 まず曽我選手ですが、今季はレフトで行くのかライトで行くのか、若干迷走気味だった気がします。サーブレシーブができるサイドが少ないNECの中で、いわば便利屋のようにポジションを充てがわれた感じがします。JTは今季はドルーズがいますが、恐らく来季は別の外国人選手を獲ってくるはずなので、ライトが空く可能性は大きいと思います。また、曽我選手が苦手とするサーブレシーブも、周囲のレベルが高いのでカバーしてもらえるのではないでしょうか。 田中選手はスタメンとして申し分ない活躍をしていますが、JTは西川選手や和田選手といった若いサイドが余ってるんですよね……特に西川選手はレフトでがっつり使いたい選手だと思いますし、田中選手の出番が減る可能性もあります。その点、田中選手はNECの弱みであるサーブレシーブを強化できる選手ですので、上手くマッチすると思います。 ・宮下遥選手（岡山）⇔ 野中瑠衣選手（日立Astemo） Vリーグ屈指の美人同士のトレードですね。笑 まず宮下選手ですが、岡山ではスタメン多めではあるものの、小野寺選手とコロコロ交代したり河本監督の読めない采配？が目立ちました。岡山は今年セッターを2人獲っておりこれから出場機会が減っていく可能性があるため、その場合は岡山を出るのもナシではないかな……と。その点日立はセッターの層が薄いので、よい補強になるはずです。 一方の野中選手も、今季は日立のサイド陣の層が厚く、怪我で出遅れたこともあり、なかなか出場機会を得られませんでした。レフトもライトもこなせてサーブレシーブも上手なバランスの良い選手なので、どこのチームも欲しい選手だと思います。特に、ライトの穴を埋められていない岡山にはうってつけではないかと。 ・濱松明日香選手（久光）⇔ 渡邊真恵選手（PFU） まず濱松選手ですが、久光に居るのは正直勿体ないかな……と思っていました。平山選手が欠場したシーズン終盤は大車輪の活躍でしたが、それまではほぼ出番なし。国内屈指のブロードの使い手ではあるものの、同チームに世界屈指のブロードの使い手がいるので完全にポジションが被ってしまうんですよね。その点、PFUではジャンの去就が分かりませんし、対角の綿引選手とは全くタイプが違うので、上手いことハマるのではないでしょうか。 一方の渡邊選手も、PFUへの移籍後は基本バルデス選手との二枚替えがメインで、少し出場機会に恵まれない感じでした。まだ若いし貴重なサウスポーなので、できればバリバリ活躍できるチームに行ってほしいと思います。その点、久光はライトの層があまり厚くなく二枚替えがあまりできなかったので、渡邊選手の加入は大きいと思います。同じく岡山を退団された西村選手もいますし。