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リサーチャーです。インテージもGoogleもそれぞれの業界の雄かと思いますが、リサーチャーとしてそれぞれの環境で得られたもの・得られなかったものをお伺いしたいです。

インテージ、Google それぞれでマーケティングリサーチャーとして 「得られたこと」 「得られなかったこと」 です。 ■ インテージ [得られたこと] マーケティングリサーチの存在意義 ・マーケティングとマーケティングリサーチの関係。リサーチの役割 顧客のマーケティング課題 ・担当したクライアントの実務、社内でのベストプラクティスを通して、リアルなマーケティング課題の理解 リサーチャーとしての心構えと専門スキル ・データや調査への品質 (調査設計, バイアス対応, データのチェック体制) ・調査対象者へのリスペクト意識 ・調査実査の現場や裏側 (現場参加, アンケート, 訪問調査, インタビューから) ・調査の全体プロセスからの知見 (目的設定, 調査課題, 仮説, 検証, 実査, 集計/分析/統合, 示唆/提案, レポート/報告) [得られなかったこと] マーケティングリサーチの限界 ・リサーチ領域を越えての実務経験 ・マーケティングの戦略立案などのより上位レイヤーへの関与できる案件は稀 ■ Google [得られたこと] マーケティングの幅が広がる経験 ・Google の BtoC, BtoB の両方でのマーケティング実務 ・メディア領域でのマーケティングリサーチ (例: 広告効果測定調査) ・自社サービスのユーザー調査 (BtoC: 検索, YouTube 等、BtoB: Google 広告) ・マーケティング課題に対しての主体的な調査企画立案と実行 プロジェクトマネジメント ・グローバルでの部署横断プロジェクトのリード ・国内/海外の多様な調査会社とのリサーチプロジェクト ・リサーチ結果への社外発信 (広報との連携からメディアへの取材/掲載やイベント登壇) リサーチ開発 ・テクノロジーを使いリサーチ手法やツール開発 ・調査会社との最先端のリサーチ (研究案件も含む) ・社内の他国のリサーチャーとの切磋琢磨 [得られなかったこと] マーケティング 4P のうち Promotion 以外の 3P ・Google での BtoC マーケティングでできることは、Product, Place, Price は限られる ・Product はグローバルで統一され、日本のローカルでできることはあまりない ・Place は BtoC サービスは基本はウェブでユーザーへ提供 (店舗での展開はされないサービス) ・Price は無料サービスが多く、価格設計などの価格戦略の機会は少ない

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