これはヴォルデモートがFBのクイニー似たような生まれ持っての開心術士であるがゆえの弱点とも言えるのですが、両者はこれまで相手の心を読めて来たが故に、心で思っていることが100%正しいものだと確信しています。そのヴォルデモートの開心術をもってしても完璧に本心を隠し仰せるスネイプの語る『自分は闇の帝王が復活した際ダンブルドアの陣営をスパイするために残っていたのだ、現に自分は今をもって完全にダンブルドアから信用されている』というもっともらしい理屈を、ヴォルデモートは言うなれば自分の能力に全くの疑いがない驕り高ぶりから『俺様はスネイプの本心を見透かしている、此奴は真に俺様の下僕でありダンブルドアをスパイするためにここに馳せ参じたのだ』と誤認し、許しているのです。驕り高ぶった墓穴掘りのトム・マールヴォロ・リドル、来世はモグラかな？