ご質問で気づきましたが 「八十八峰」の記事は最初期に書いたままで、記述に誤りが含まれていますね...申し訳ありません。後ほど修正します。 宋代以降の焼き入れでは、刃を形成する鋼の層を挟む軟鉄の層が焼き刃土のような役割を果たす（リプライに参考画像）ので、焼き入れに焼き刃土は用いない、と言うのが正しい説明でした。 この場合、鋼と軟鉄の境界線それ自体が硬化処理の境界線であり、日本刀で言う「匂口」のような境目の働きは中国刀剣では問われません。 焼き入れ自体は刀身全幅に行っていると思います。先端のみ焼き入れするような事例は知る限り存在しませんので。