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アシリパを「明日子」と書くことですが、ポカホンタスを「レベッカ」と書く、アパッチ族の戦士を「ジェロニモ」と書く、というのと似ているように見えました。
その辺りを調べてみましたが、自分には和名使用の配慮は「決められない」としか言えませんし、発言さえできません。
調べた結果、善悪含めて「何もわからない」ので意思表明ができないのです。
正確には「快」「不快」くらいは自身で判断できますが、個人の感情で触れていい領域でないので、私の意見は「わからない」としか言えません。
今後も「わからない」と思います。自分は当時を生き、その空気を肌で感じていないのですから、過去を善悪に切り分けることなどできません。過去から繋がった「和名」も同じく切り分けられません。
私のように、何も言えない優柔不断な人間は、存外多いのではないかと思います。

ただ、一つ、コラボカフェのアシリパの衣装についてですが、
「アイヌの衣裳を取り入れた洋風あるいは和風の服装をアイヌルーツをもつデザイナーとコラボして作るなど」
とご意見を出しておられましたが、和人のキャラクターには取りあえず洋装は配慮せず何を着せてもよく、アイヌのキャラクターには特別な配慮がされた洋装を充てがう、と言うのは果たして平等と言えるのでしょうか?
私はそれだけは疑問に思っています。

「わからない」と立ち止まること、とても重要だと思います。私も、この差別問題について、歴史的同化主義について、「何も言えない」状態がかなり長く続きました。だから、質問者様にも、ブログなどを読んでくださった皆さんにも、今ここで判断しろと言うつもりは毛頭ありません。そのため、タイトルは「立ち止まって考えてほしい」となっています。 アシリパさんの服装については、「平等」と「公平」の話がわかりやすいかと思います。すでに偏りのある、歴史的な服装を始めとした文化の剥奪があった状況で、マイノリティとマジョリティを「平等」に扱ったところでそれは、その偏りの是正にはなりえないのです。

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