1/15

いつも貴重な情報発信誠にありがとうございます。

ブランディングにとても興味があるのですが、新卒でインテージさんのようなマーケティングリサーチ企業に入るor代理店等やマーケティング施策支援会社に入るどちらがいいと思われますか。

マーケティングリサーチだとリサーチの先に中々携われないかな?と考えておりますが、マーケティングに関わる上でデータ分析スキルは必須と思いますので、とても迷っております、、お答えいただけたら幸甚です。

質問いただきありがとうございます。「ブランディングの仕事ができる就職先は?」 への具体的な回答に入る前に、前提をそろえるための切り口を2つです。 質問者様が思っていらっしゃる 「ブランディングに関わる仕事とは何か」 の解像度を上げるのにも参考になると思います。 2つの切り口 ・ブランディングプロセスの中でどこに携わりたいか ・どの立ち位置で関わるか 1つ目のブランディングプロセスとは上流から下流のどこを担当したいかです。上流からブランド戦略立案、施策の企画、実行、評価や診断です。ブランディングと言ってもプロセスの中では様々な仕事があるので、自分が最もやりたい箇所はどこかを明確にするといいかなと思います。 2つ目の切り口は 「どの立ち位置で関わるか」 です。ブランドを保有する事業者で当事者としてなのか、それとも外部から第三者的に関わるかですね。 以上の2つの切り口をマトリクスにして、候補となる業種のマッピングをしてみると自分の希望やキャリアイメージを整理することができますよ。 ■ 候補先への見解 いただいた質問にはブランディングの仕事に携われる候補先として3つありました。 ・マーケティングリサーチ会社 ・広告代理店 ・マーケティング施策支援会社 この3つに事業会社 (ブランド保有会社) を加えた4つについての私の見解です。 [候補 1] マーケティングリサーチ会社 候補の中では最も第三者的な立ち位置です。というのもマーケティングリサーチ会社は客観的な調査と評価が求められるからなんです。 ブランディング (ブランド構築への働きかけ) の戦略と施策からの結果としてどうだったかの評価と診断に携われます。ブランディングのプロセスで言うと下流の領域です。 もちろん調査結果からの今後のブランド戦略や施策への提案もできますが、機会は限られます。リサーチ会社がクライアント企業とここまでの関係性が築けているケースは、私の経験からは少ないです。 データ分析について質問内で触れられていましたが、リサーチ会社では分析力は身につきます。ただ、ブランディングまわりの分析機会は限られるというのが私の見解です。 [候補 2] 広告代理店 マーケティングリサーチ会社やマーケティング施策支援会社と比べると、広告代理店は事業者に近い存在です。 ただし広告主のブランドに関わるためには条件があります。電通や博報堂の大手総合代理店に入り、職種もストプラ (ストラテジックプランナー) のポジションにつかなければ広告主のブランディングに直接携われる機会は多くはないです。 ウェブ専業代理店や大手総合でもブランディング戦略に関われなければ実務で携われる機会は限られます。 [候補 3] マーケティング施策支援会社 マーケティング施策支援の中身にもよりますが、ブランディングのための具体的な様々な支援に携わりたいなら候補になります。 とはいえ施策について企画提案からできるのか、それとも施策はクライアント企業が決めていて、その方針で施策の運用するだけなのかで、ブランディングを担う立ち位置は変わります。 結局のところでブランディングプロセスのどこをやりかいかなんです。ブランディング戦略をやりたいならマーケティング施策支援会社ではできる機会は少ないです。 [候補 4] 事業会社 当事者としてブランディングの戦略から施策まで主体的に携わりたいなら事業会社です。 ただし、事業会社に入社してもその会社の規模やマーケティング組織意思決定プロセスブランディングの考え方や取り組み、配属先によって、そもそものマーケティングに関われない可能性もあります。 広告代理店のところで触れたように代理店のストプラ狙いと同様で、ブランディングの仕事をしたいという希望が叶うかは実力と運の両方が必要です。 ■ もし自分ならどうするか もし私が質問者様の立場ならどうするかを書いておきますね。 結論は事業会社です。商品やサービスのブランディングの責任を若いうちから任せてもらえる会社を選びます。 最大手で有名な会社は P&G です。P&G は出身者のマーケターは多数いらっしゃり、著名な人の本、他にはインタビューや note で公開されているので参考にします。また、Twitter をやっている方を見つけ DM を送って話を直接訊いてみるようにします。 大手ではなくても例えばベンチャー企業でも、自社のプロダクトやサービスのマーケティングに力を入れている会社を探します。 いずれも共通するのは、ブランディングの上流の戦略立案から下流までを広くやれる機会を見つけます。ブランドへの戦略立案、予算配分、施策の企画と実行、ブランド評価の全部です。 若いうち、例えば入社3年以内からブランドマネージャーになれ、ブランド戦略への裁量権がある環境です。 回答は以上です。不明点や追加の質問があれば、ぜひお知らせください。また他の質問もあれば、質問箱にいただければうれしいです。質問ありがとうございました!

スポンサーリンク

スポンサーリンク